2014年09月23日
9月14日伊豆分校の稲刈り体験♪♪
3連休の中日、都合のつかない伊豆の田んぼ仲間もいましたが、飛び入り参加の家族や個人参加もあり、天候に恵まれて、楽しい稲刈りになりました。



今日の計画は、昼食前に稲を刈り、はざかけ用の馬を立てて、はざかけをして稲を干す。昼食をゆっくりいただいている2時間ほど稲を乾かし、すぐ脱穀機にいれて脱穀し、庭にシートに広げてモミを干す。1日で全部するのは、初めての経験。



農家は稲刈り後にはざかけしない場合、すぐモミの乾燥をし、風通しの良いところで保管しないと、発熱して焼け米になってしまうので、刈り取りのタイミングを乾燥器の使用状況を見ながら、とても頭を使って決定しています。稲刈り体験だけの参加ではとてもわからない米作りの工程です。
今回の参加者は、いろいろ体験で来て幸せでした。


稲刈りが終了した田んぼでは、子どもたちが、サワガニやドジョウやヤゴを捕まえるのにはしゃいでいます。メダカのがっこうの生きもののお兄さん“イッチー”も大人気でした。(報告:中村陽子)
今日の計画は、昼食前に稲を刈り、はざかけ用の馬を立てて、はざかけをして稲を干す。昼食をゆっくりいただいている2時間ほど稲を乾かし、すぐ脱穀機にいれて脱穀し、庭にシートに広げてモミを干す。1日で全部するのは、初めての経験。
農家は稲刈り後にはざかけしない場合、すぐモミの乾燥をし、風通しの良いところで保管しないと、発熱して焼け米になってしまうので、刈り取りのタイミングを乾燥器の使用状況を見ながら、とても頭を使って決定しています。稲刈り体験だけの参加ではとてもわからない米作りの工程です。
今回の参加者は、いろいろ体験で来て幸せでした。
稲刈りが終了した田んぼでは、子どもたちが、サワガニやドジョウやヤゴを捕まえるのにはしゃいでいます。メダカのがっこうの生きもののお兄さん“イッチー”も大人気でした。(報告:中村陽子)
2014年09月09日
9月7日慶応幼稚舎5年生の雨の稲刈り♪♪
6日が稲刈り日和だったので、7日の雨の天気予報が外れることを切に願いましたが、雨になってしまいました。子どもたちは雨の日の予定通り、まず田んぼの様子を見学してから、佐原の偉人、伊能忠敬記念館で勉強して、椿さんのところに戻ってきました。

椿さんは、今年の稲はとても出来が良かったが、その原因は、田植えの時ちゃんと2〜3本ずつ苗を植えてくれたこと、草取りをがんばってくれたこと、昼間は暑くなっても夜まで高温にならなかったことだと話してくれました。でも一番がんばったのは椿さんで、今年の夏は暑くて誰一人田んぼに出ている人がいない中で、奥様と二人で仲良くケンカしながら、朝早くから夜遅くまで草取りをがんばり、夕飯は8〜9時過ぎ、お風呂に入って寝るだけの毎日だったそうです。今年77歳(喜寿)の椿さん、本当に稲刈りが済んだら体を少し休めてほしいと思いました。
稲のことも田んぼの生きもののことも本当に何でもよく知っている椿さんですが、彼のような小規模な農家をなくし、日本を大規模農家だけにしようという政策を国はとっています。今年の米価をとても低くすることで、たくさんの小規模な稲作農家が田んぼを止めることになるでしょう。そしてその農地を集め、大規模農業を進めていこうとしています。そうなれば、農薬・化学肥料の使用は当たり前になり、生きものに配慮するきめ細かな農業ではなくなってしまいます。日本の大地も生きものも、それを食べる私たちの健康もますます病んでいくでしょう。メダカのがっこうは消費者と農家が手を結んで、草も虫も農家も消費者も元気に生きていける農業を進めています。そして生きる環境と安全な食料に困らない日本を次世代に残そうと活動しています。どうぞお力を貸してください。椿さんのお米くらぶ会員になっていただいて、お米を食べていただくだけでもいいのです。そして一緒に新しい仕組みを作りましょう。(報告:中村陽子)
椿さんは、今年の稲はとても出来が良かったが、その原因は、田植えの時ちゃんと2〜3本ずつ苗を植えてくれたこと、草取りをがんばってくれたこと、昼間は暑くなっても夜まで高温にならなかったことだと話してくれました。でも一番がんばったのは椿さんで、今年の夏は暑くて誰一人田んぼに出ている人がいない中で、奥様と二人で仲良くケンカしながら、朝早くから夜遅くまで草取りをがんばり、夕飯は8〜9時過ぎ、お風呂に入って寝るだけの毎日だったそうです。今年77歳(喜寿)の椿さん、本当に稲刈りが済んだら体を少し休めてほしいと思いました。
稲のことも田んぼの生きもののことも本当に何でもよく知っている椿さんですが、彼のような小規模な農家をなくし、日本を大規模農家だけにしようという政策を国はとっています。今年の米価をとても低くすることで、たくさんの小規模な稲作農家が田んぼを止めることになるでしょう。そしてその農地を集め、大規模農業を進めていこうとしています。そうなれば、農薬・化学肥料の使用は当たり前になり、生きものに配慮するきめ細かな農業ではなくなってしまいます。日本の大地も生きものも、それを食べる私たちの健康もますます病んでいくでしょう。メダカのがっこうは消費者と農家が手を結んで、草も虫も農家も消費者も元気に生きていける農業を進めています。そして生きる環境と安全な食料に困らない日本を次世代に残そうと活動しています。どうぞお力を貸してください。椿さんのお米くらぶ会員になっていただいて、お米を食べていただくだけでもいいのです。そして一緒に新しい仕組みを作りましょう。(報告:中村陽子)
9月6日椿農場のお米くらぶ会員の稲刈り♪♪
5月3日に田植えをし、毎週毎週竹ぼうき除草や、田ころがし機を押し、それが効かなくなってからは手除草で草取りをがんばった私たちの田んぼの稲刈りです。東京から東関東自動車道を走っている途中に雨にあったので、とても心配しましたが、田んぼについてみると薄曇りの稲刈り日和でした。
稲刈り開始
最後は僕が
田んぼに入ると、驚くことなかれ、ヒエが1本もなく、大きな草は全くなく、稲株は分けつし、太くて短くて丈夫な稲に育っていました。椿さん曰く「今年はみんなが草取りに来てくれたので、自分も8月22日まで草取りにがんばり、その上天候にも恵まれ、この15年間で一番良くできました。もちろん農薬や化学肥料を使えば12俵(1俵は60kg)は軽く収穫できるのですが、環境に配慮したり、食味を追及するために、無農薬を目指してからは、1反(1000u)当たり7俵を目指してきましたが、今年やっと実現できました。」と満面の笑みを浮かべてお話してくださり、私たちもとてもうれしくなりました。
蛙やイナゴが気になる
稲束リレー
しかしこの日の稲は、刈り旬(稲刈りの適期はたった1週間だそうです)を過ぎているそうで、椿さん曰く、稲の刈り旬は18〜19歳であるのに、この日の稲は35歳くらいになっているそうです。この米は、新米ならおいしく食べられるが、来年の6月を過ぎたら不味くなる。その頃でもおいしく食べられるのが刈り旬に稲刈りしたお米で、それをちゃんと区別して、それ相応の時期に私たちに送ってくれているそうです。本当に椿さんにお米のことをまかせているお米くらぶ会員は安心で幸せだと思いました。
無事終了でパチリ
本当においしいお米を食べたければ、椿さんに田植えや稲刈りの時期はすべて任せて、時機を逃さずに作業してもらえばいいのですが、私たちの田んぼ体験のために、適期を逃してしまうことを、申し訳なく思いました。でも子どもたちに、楽しい田んぼ体験をしてほしいので、これは許していただきたいと思います。
椿さんを本当に助けたいと思ったら、田の草取りに行くのがいいのです。来年はもっと大勢で草取りに行きましょうね。(報告:中村陽子)
田んぼに入ると、驚くことなかれ、ヒエが1本もなく、大きな草は全くなく、稲株は分けつし、太くて短くて丈夫な稲に育っていました。椿さん曰く「今年はみんなが草取りに来てくれたので、自分も8月22日まで草取りにがんばり、その上天候にも恵まれ、この15年間で一番良くできました。もちろん農薬や化学肥料を使えば12俵(1俵は60kg)は軽く収穫できるのですが、環境に配慮したり、食味を追及するために、無農薬を目指してからは、1反(1000u)当たり7俵を目指してきましたが、今年やっと実現できました。」と満面の笑みを浮かべてお話してくださり、私たちもとてもうれしくなりました。
しかしこの日の稲は、刈り旬(稲刈りの適期はたった1週間だそうです)を過ぎているそうで、椿さん曰く、稲の刈り旬は18〜19歳であるのに、この日の稲は35歳くらいになっているそうです。この米は、新米ならおいしく食べられるが、来年の6月を過ぎたら不味くなる。その頃でもおいしく食べられるのが刈り旬に稲刈りしたお米で、それをちゃんと区別して、それ相応の時期に私たちに送ってくれているそうです。本当に椿さんにお米のことをまかせているお米くらぶ会員は安心で幸せだと思いました。
本当においしいお米を食べたければ、椿さんに田植えや稲刈りの時期はすべて任せて、時機を逃さずに作業してもらえばいいのですが、私たちの田んぼ体験のために、適期を逃してしまうことを、申し訳なく思いました。でも子どもたちに、楽しい田んぼ体験をしてほしいので、これは許していただきたいと思います。
椿さんを本当に助けたいと思ったら、田の草取りに行くのがいいのです。来年はもっと大勢で草取りに行きましょうね。(報告:中村陽子)
2014年07月18日
7月15日〜16日 水口農場 田の草取り終盤
先週に引き続きの水口農場での援農にいってきました。農場について、早速田んぼへ。水口さん達はすでに作業中でした。今週こそは、ヒエを駆逐してすっきりとした田んぼにして帰りたい。そう思いながら、先週よりも更に背の高くなった稲へ頭を突っ込み、除草作業開始。やはりまだまだ、稲に纏わりつくよう大量のヒエが生えていました。下の写真の中央と右はbefore afterです。



お昼休みを挟んで、すっかり夏の日差しになった太陽の下、懸命に除草。途中、木陰で頂いた麦茶の美味しさは、早くも今夏最高の麦茶とも思える程美味しく感じました。ここ数日は夕方・早朝はブユ・ヌカカが大量に出て作業にならんとのことで、17時前には1日目の作業終了。まだちらほらと草は見えるものの、なんとか、この田は除草終了といってもいい状態になりました。

温泉で汗を流した後は、農場で栽培された数々の野菜で作って頂いた晩御飯。今回のメインはこちらも田で取れたドジョウの唐揚げとなりました。ドジョウの唐揚げとビール・濁酒を頂き、酔いと心地よい疲れで自分は20時過ぎには就寝となってしまいました。
翌日の作業は8時過ぎから。今日の田んぼは昨日までの田に比べればかなり小さい。これならば完璧に除草を終え、すっきり帰られるのでは…。なんてのは、非常に甘い考え。結局は草と悔しい気持ちを残してしまいました。
帰りには茂木によって自然農法をおこなっている國井さんの田んぼに、水口さん提案の草マルチを行い、東京へと帰ってきました。各農家さんの田んぼに加え、この自然農法による田んぼでは今年は、どんなお米がどのくらい収穫できるのか、収穫の季節に楽しみを一つ増やして、東京への帰路につきました。(報告:市村直基)



お昼休みを挟んで、すっかり夏の日差しになった太陽の下、懸命に除草。途中、木陰で頂いた麦茶の美味しさは、早くも今夏最高の麦茶とも思える程美味しく感じました。ここ数日は夕方・早朝はブユ・ヌカカが大量に出て作業にならんとのことで、17時前には1日目の作業終了。まだちらほらと草は見えるものの、なんとか、この田は除草終了といってもいい状態になりました。

温泉で汗を流した後は、農場で栽培された数々の野菜で作って頂いた晩御飯。今回のメインはこちらも田で取れたドジョウの唐揚げとなりました。ドジョウの唐揚げとビール・濁酒を頂き、酔いと心地よい疲れで自分は20時過ぎには就寝となってしまいました。
翌日の作業は8時過ぎから。今日の田んぼは昨日までの田に比べればかなり小さい。これならば完璧に除草を終え、すっきり帰られるのでは…。なんてのは、非常に甘い考え。結局は草と悔しい気持ちを残してしまいました。
帰りには茂木によって自然農法をおこなっている國井さんの田んぼに、水口さん提案の草マルチを行い、東京へと帰ってきました。各農家さんの田んぼに加え、この自然農法による田んぼでは今年は、どんなお米がどのくらい収穫できるのか、収穫の季節に楽しみを一つ増やして、東京への帰路につきました。(報告:市村直基)
2014年07月10日
7月7日8日水口農場草取り(炎天下の田んぼでヒエとの戦い)
今年の水口田は、初期の機械除草に成功、草のないきれいな田んぼが広がっていた。しかし、それは表面から見た田んぼであって、中に入ってみると、特に稲とそっくりのヒエが結構生えている。ヒエは小さいうちは手ですぐ抜けるが、大きく育つと稲と同じくらいしっかり根を張り、なかなか抜き取ることができない。しかも稲の周りに張り付いて見分けがつきにくいこともあり、やっかいものだ。「小さいいまのうちにできるだけ取っておきたい」という水口さんの要望に応えて、2回目の援農出動となった。

水口農場オーナーの永井良子さん他4名の計5名がメダカ車で、別途茂木町から入った國井孝昭さんと今回は6名の援農隊。到着早々は、軽く足慣らし?で、屋敷前の田んぼへ。ここは田植えイベントで参加者の親子連れたちが植えた田んぼ。田植え後は苗の畝が曲がっていたり、大丈夫かな〜と不安であったが、どうしてどうして立派な苗が育っていました。「いい田んぼになりましたね」と感心しながら畝間を歩いていくと、途中からコナギ、クログアイ、そして一番問題のヒエが見えてくる。手除草しては草の束を埋め、またとっては埋めていく。軽い足慣らしにしては、結構な重労働?1時間程度で上がって昼食の時間。午後は、めざすヒエの田んぼが待っている。

昼食の後、エネルギーを蓄えるために午後2時まで一休み、思い思いにお昼寝タイム。この間、数日前に家の前の田んぼで撮ったという、卵を守っているタガメのオスの写真を水口さんが見せてくれた。無農薬栽培の田んぼだからこそ、こうした希少生物も繁殖できる環境ができる、そんな環境を守って稲を育てる農家をやはり応援しなければ、という思いが改めて湧いてくるのであった。
「さあ、2時になったぞ〜、出かけるぞ〜」の掛け声で一斉に車でしゅっぱあ〜つ。縦100メートルほどの田んぼは、さほど大きいとは思わなかった。前回入った130メートルの田んぼが反対側にあっただけに、「楽勝!」という声が出たほどだ。十数名が横一列に並んで田んぼに入る草取り隊は壮観だ。草もコナギが散見する程度で比較的足取りは軽く?進んでいく。
「機械除草の効果がありますね。」と話しかけると、水口さんは「いやいやこれからですよ。入り口はあまりないけど、真ん中辺がね〜」と言葉を濁す。やがて水口さんの言う真ん中辺に差しかかると、、、、。「あっ、ヒエだ。ここにも、ほらこっちにも、稲にまとわりついてる。あるある、稲と稲の間を埋め尽くすように、ヒエの密集地帯だ!」かくして1歩進むごとに両手いっぱいのヒエの束、取っては土に埋めるが、1歩ごとに埋めていくので遅々として前に進まない。
「腰を伸ばしながらやってくださ〜い」という水口さんの声に、あちこちで立ち上がっては腰を伸ばす。かがんではヒエを取り、土に埋める。この作業を繰り返すうちに、5時の時報を知らせるメロディが聞こえてきた。「さあ、今日はこれまで、上がりましょう」の掛け声を待つまでもなく、一斉にあぜ道の方へ歩いて、地上の人となってほっと一息だ。残りは明日作業にすることにして、引き上げた。

温泉で汗を流した後、夜はカツオ尽くしの大晩餐会?築地市場で仕入れた5kg超のカツオ1本(写真参照)を、刺身とワラであぶったたたきに、血合いの部位はしょうが、にんにく、大葉を刻んでたたき、味噌をまぜあわせてナメロウに。あらは味噌仕立ての潮汁。たたきはしょうゆでなく塩を振りかける塩たたきだ。これに水口さんご手製のどぶろくが振る舞われ、大いに盛り上がった晩餐会であった。
2日目は、朝飯前の除草作業を敷地前の田んぼで終え、再び昨日取り残したヒエの田んぼへ。「真ん中辺にヒエが集中してるからよろしく」という真ん中は、本当に密集そのもの。稲の畝と畝の間にもう1本のヒエの畝ができて、それが延々と続いている。稲株と稲株の間にもヒエがあり、つまりヒエだらけの中に、それでも稲はガンと自己主張するように根を張っている。1回腰をかがめて両手でヒエを抜くともう両手は束ねきれないほどいっぱいになる。両手いっぱいの束なのでとても埋めきれない。仕方ないから、真ん中辺からタオルを絞るように絞って、根の部分と葉先の部分に分け、埋めないで水の上に置いていく。1歩進むごとにこの作業の繰り返し。ヒエの密集地帯からの脱出は絶望的だ。そんな時、救いの声が聞こえてきた。「一休みしましょう。スイカを持ってきているので、上がって食べましょう」ー水口さんの大きな声が天から響いてきたように思えた。
切ったスイカにそれぞれかぶりつく。適度な塩味がついてうまい!水分補給にはもってこいだ。梅雨の休みで太陽が容赦なく降り注ぎ、汗もかいて脱水状態の身体には、何物にも代えられない贈り物だ。しばしの休息の後、生き返った体で、「よ〜し、もう一働きやろう!」と勇んで再びヒエの密集地帯へ。取っては千切り、取っては千切る作業が炎天下の田んぼで1時間も続くと、もうへとへと。「さあ、お昼だから上がりましょう」と水口さんの声にほっと救われる気持ちと、いや、まだ取りきれてないという未練が交錯して作業は続けるが、体は次第に畔の方へ向かっているのだ。「この田んぼをやりきるには、あと半日は必要だね」の観測に、みな納得の表情で車に乗り込んだ。
シャワーを浴びてお昼ご飯。今回は冷汁にソーメンという真夏の献立。火照った体には最高の食事だ。あの過酷な草取りは、援農の私どもはたま〜にの作業、毎日の水口一家はいくら慣れているとはいえ、へとへとのはずだ。
「この草取り作業はいつまでやりますか」の問いに、「穂が出る前、田んぼに入れるうちは、あきらめるまでやりますよ」「じゃあ、まだまだですね。では、もう1回援農隊で来ますか」「本当!そりゃ助かるね」と、途端に水口さんの顔が明るくなった。というわけで、来週、3回目の援農隊出動を約束して帰途の車に乗り込んだ。(報告:根本伸一)
水口農場オーナーの永井良子さん他4名の計5名がメダカ車で、別途茂木町から入った國井孝昭さんと今回は6名の援農隊。到着早々は、軽く足慣らし?で、屋敷前の田んぼへ。ここは田植えイベントで参加者の親子連れたちが植えた田んぼ。田植え後は苗の畝が曲がっていたり、大丈夫かな〜と不安であったが、どうしてどうして立派な苗が育っていました。「いい田んぼになりましたね」と感心しながら畝間を歩いていくと、途中からコナギ、クログアイ、そして一番問題のヒエが見えてくる。手除草しては草の束を埋め、またとっては埋めていく。軽い足慣らしにしては、結構な重労働?1時間程度で上がって昼食の時間。午後は、めざすヒエの田んぼが待っている。
昼食の後、エネルギーを蓄えるために午後2時まで一休み、思い思いにお昼寝タイム。この間、数日前に家の前の田んぼで撮ったという、卵を守っているタガメのオスの写真を水口さんが見せてくれた。無農薬栽培の田んぼだからこそ、こうした希少生物も繁殖できる環境ができる、そんな環境を守って稲を育てる農家をやはり応援しなければ、という思いが改めて湧いてくるのであった。
「さあ、2時になったぞ〜、出かけるぞ〜」の掛け声で一斉に車でしゅっぱあ〜つ。縦100メートルほどの田んぼは、さほど大きいとは思わなかった。前回入った130メートルの田んぼが反対側にあっただけに、「楽勝!」という声が出たほどだ。十数名が横一列に並んで田んぼに入る草取り隊は壮観だ。草もコナギが散見する程度で比較的足取りは軽く?進んでいく。
「機械除草の効果がありますね。」と話しかけると、水口さんは「いやいやこれからですよ。入り口はあまりないけど、真ん中辺がね〜」と言葉を濁す。やがて水口さんの言う真ん中辺に差しかかると、、、、。「あっ、ヒエだ。ここにも、ほらこっちにも、稲にまとわりついてる。あるある、稲と稲の間を埋め尽くすように、ヒエの密集地帯だ!」かくして1歩進むごとに両手いっぱいのヒエの束、取っては土に埋めるが、1歩ごとに埋めていくので遅々として前に進まない。
「腰を伸ばしながらやってくださ〜い」という水口さんの声に、あちこちで立ち上がっては腰を伸ばす。かがんではヒエを取り、土に埋める。この作業を繰り返すうちに、5時の時報を知らせるメロディが聞こえてきた。「さあ、今日はこれまで、上がりましょう」の掛け声を待つまでもなく、一斉にあぜ道の方へ歩いて、地上の人となってほっと一息だ。残りは明日作業にすることにして、引き上げた。
温泉で汗を流した後、夜はカツオ尽くしの大晩餐会?築地市場で仕入れた5kg超のカツオ1本(写真参照)を、刺身とワラであぶったたたきに、血合いの部位はしょうが、にんにく、大葉を刻んでたたき、味噌をまぜあわせてナメロウに。あらは味噌仕立ての潮汁。たたきはしょうゆでなく塩を振りかける塩たたきだ。これに水口さんご手製のどぶろくが振る舞われ、大いに盛り上がった晩餐会であった。
2日目は、朝飯前の除草作業を敷地前の田んぼで終え、再び昨日取り残したヒエの田んぼへ。「真ん中辺にヒエが集中してるからよろしく」という真ん中は、本当に密集そのもの。稲の畝と畝の間にもう1本のヒエの畝ができて、それが延々と続いている。稲株と稲株の間にもヒエがあり、つまりヒエだらけの中に、それでも稲はガンと自己主張するように根を張っている。1回腰をかがめて両手でヒエを抜くともう両手は束ねきれないほどいっぱいになる。両手いっぱいの束なのでとても埋めきれない。仕方ないから、真ん中辺からタオルを絞るように絞って、根の部分と葉先の部分に分け、埋めないで水の上に置いていく。1歩進むごとにこの作業の繰り返し。ヒエの密集地帯からの脱出は絶望的だ。そんな時、救いの声が聞こえてきた。「一休みしましょう。スイカを持ってきているので、上がって食べましょう」ー水口さんの大きな声が天から響いてきたように思えた。
切ったスイカにそれぞれかぶりつく。適度な塩味がついてうまい!水分補給にはもってこいだ。梅雨の休みで太陽が容赦なく降り注ぎ、汗もかいて脱水状態の身体には、何物にも代えられない贈り物だ。しばしの休息の後、生き返った体で、「よ〜し、もう一働きやろう!」と勇んで再びヒエの密集地帯へ。取っては千切り、取っては千切る作業が炎天下の田んぼで1時間も続くと、もうへとへと。「さあ、お昼だから上がりましょう」と水口さんの声にほっと救われる気持ちと、いや、まだ取りきれてないという未練が交錯して作業は続けるが、体は次第に畔の方へ向かっているのだ。「この田んぼをやりきるには、あと半日は必要だね」の観測に、みな納得の表情で車に乗り込んだ。
シャワーを浴びてお昼ご飯。今回は冷汁にソーメンという真夏の献立。火照った体には最高の食事だ。あの過酷な草取りは、援農の私どもはたま〜にの作業、毎日の水口一家はいくら慣れているとはいえ、へとへとのはずだ。
「この草取り作業はいつまでやりますか」の問いに、「穂が出る前、田んぼに入れるうちは、あきらめるまでやりますよ」「じゃあ、まだまだですね。では、もう1回援農隊で来ますか」「本当!そりゃ助かるね」と、途端に水口さんの顔が明るくなった。というわけで、来週、3回目の援農隊出動を約束して帰途の車に乗り込んだ。(報告:根本伸一)
2014年06月30日
6月29日椿農場の田の草取り
6月29日(日)、梅雨空の中、メダカのがっこうスタッフ3名による椿田の草取りに出かけました。途中、成田空港付近に来ると、雨足が一層強くなり、これはダメかなと心配しましたが、「何、メダカの最強軍団だから大丈夫」という力強い信念に支えられて、現地着。が、雨は降りやまず、とりあえずは椿さんちで雨宿り。お茶とカキモチをご馳走になっているうちに、雨も小やみに、「あれっ、明るくなってきた。ほーら、言ったろ〜」と、身支度して、いざ田んぼへ!

稲は立派に育っていました。開帳型に分けつも申し分なく、しかも草が見えません。きれいな田んぼに仕上がっています。「いや〜、ここ2週間、2人でヒエ取りやってたんだよ。結構、取り残しがあるんでね」と椿さん。
稲は腰の高さまで伸びており、これが最後のヒエ取り。慶応幼稚舎の大野先生も加わって、5名で横1列に並び、一人が5本の畝を担当、前後左右を見まわしながら一斉に歩き出す。が、なかなかヒエが見つからない。「ないじゃない、結構取りつくしたんじゃないの」と、椿さんを除いて4名は田んぼの中をどんどん進んでいく。
ひょっと後ろを見ると、椿さんは腰をかがめて、遅々として進んでこない。起き上がると、両手にいっぱいヒエなど取った草を束ねている。それを丸めて土に埋めては一歩前に出る。「え〜、あんなにヒエがあるんだ。どれがヒエなんだろう?」と、みんな自信がなくなってきた。
以前は株周りを指でぐるっとなぞると、草が指について取れる。それがヒエだ。が、ここまで来ると、稲とヒエはほぼ同じ高さで、しかも稲株の中に生えてもいる。全く稲に成りすましているのだ。「ほら、これがヒエだ。葉っぱに白い筋が通っているだろう。稲の葉には白い筋はないよ。それから、株元の方を見ると、ヒエは薄べったく、稲は丸いという特徴が見える。何回も見ていくうちに、ようやく「これがヒエだ」とわかってくる。「いや〜、素人の我々にわからないのも無理ないよ。椿さんの奥さんですら、とうちゃんにほれそこにもあるよと、いつも取り残しを指さされているらしいから、我々がわからないのはしょうないよ」と、スタッフ一同妙な納得の一日でした。
ともあれ、1枚の田んぼで一通りヒエ取りを終えることにした。やがて出穂の時期を迎える。そうなると田んぼには入れない。今週が今年最後の草取りとなった。あとは暑い夏を迎え、順調に稲穂が実ることを祈るばかりだ。(報告:根本伸一)
稲は立派に育っていました。開帳型に分けつも申し分なく、しかも草が見えません。きれいな田んぼに仕上がっています。「いや〜、ここ2週間、2人でヒエ取りやってたんだよ。結構、取り残しがあるんでね」と椿さん。
稲は腰の高さまで伸びており、これが最後のヒエ取り。慶応幼稚舎の大野先生も加わって、5名で横1列に並び、一人が5本の畝を担当、前後左右を見まわしながら一斉に歩き出す。が、なかなかヒエが見つからない。「ないじゃない、結構取りつくしたんじゃないの」と、椿さんを除いて4名は田んぼの中をどんどん進んでいく。
ひょっと後ろを見ると、椿さんは腰をかがめて、遅々として進んでこない。起き上がると、両手にいっぱいヒエなど取った草を束ねている。それを丸めて土に埋めては一歩前に出る。「え〜、あんなにヒエがあるんだ。どれがヒエなんだろう?」と、みんな自信がなくなってきた。
以前は株周りを指でぐるっとなぞると、草が指について取れる。それがヒエだ。が、ここまで来ると、稲とヒエはほぼ同じ高さで、しかも稲株の中に生えてもいる。全く稲に成りすましているのだ。「ほら、これがヒエだ。葉っぱに白い筋が通っているだろう。稲の葉には白い筋はないよ。それから、株元の方を見ると、ヒエは薄べったく、稲は丸いという特徴が見える。何回も見ていくうちに、ようやく「これがヒエだ」とわかってくる。「いや〜、素人の我々にわからないのも無理ないよ。椿さんの奥さんですら、とうちゃんにほれそこにもあるよと、いつも取り残しを指さされているらしいから、我々がわからないのはしょうないよ」と、スタッフ一同妙な納得の一日でした。
ともあれ、1枚の田んぼで一通りヒエ取りを終えることにした。やがて出穂の時期を迎える。そうなると田んぼには入れない。今週が今年最後の草取りとなった。あとは暑い夏を迎え、順調に稲穂が実ることを祈るばかりだ。(報告:根本伸一)
2014年06月27日
6月23日、24日 栃木県大田原の水口農場の草取りツアー
昨年は乗用の機械除草機が故障、初期除草に失敗して、草だらけの田んぼになった苦い経験の水口さん。今年は昨年の二の舞はご免とバッチリの除。特に三輪乗用車の前後に除草器具を取り付け、一度回れば二度除草ができる高効率化で、見違えるような草の見えない田んぼに仕上がっていた。
「素晴らしい田んぼになったね。これじゃ援農はいらないのでは?」と問いかけると、「いやいや、それでも取りきれないクログアイの田んぼがあるよ。ヒエの田んぼもあるし、やっぱり援農隊は心強い味方だね」と、水口さん。


実際、離れたところにある田んぼは、クログアイが結構生えて、稲の生育を邪魔しているようだった。10人ほど横1列に並んでいざ手除草開始。一人3〜4条ほどの草を取りながら歩く。中ほどにはクログアイの密集地があり、一か所で両手に取った草がいっぱいに。束ねて泥土の中に埋める。取っては埋める、取っては埋める、そんな作業をしながら進むのだが、一歩一歩が遅々として、遠い向こうの畔までなかなか到達しない。1時間半超でやっとたどり着く。右の写真は草取りの最中に良く出会うトンボの羽化光景。
こうして田んぼの半分ほどで本日の作業終了!「いや〜、やっぱり大勢だとはかがいく。これを1人、2人だと1週間はかかるからね。助かるよ。」と、水口さんのニコニコ顔を見ると、腰の疲れも吹っ飛んでいく。
近くの温泉で汗を流した後、水口さん手製のどぶろくがことのほかのどを潤してくれる。畑で取れたての新鮮野菜に串刺しのアユ、岩魚に、昼の疲れはどこへやら、、、、楽しい夕食は続く。
翌朝は、前日のクログアイの残りを片付け、ヒエの田んぼへ。稲が育っており、その中でヒエはまだ幼く、簡単に抜けるので草取り作業がとてもやりやすい。これがあと2〜3週間もすると、稲を追い越すほどにヒエが伸びる。そうなると稲そっくりで見分けが難しく、根もしっかり張るので取りづらくなる。「援農は早い時期に来てもらえたらうれしい」という水口さんの気持ちがよくわかった田んぼであった。(報告:根本伸一)
「素晴らしい田んぼになったね。これじゃ援農はいらないのでは?」と問いかけると、「いやいや、それでも取りきれないクログアイの田んぼがあるよ。ヒエの田んぼもあるし、やっぱり援農隊は心強い味方だね」と、水口さん。
実際、離れたところにある田んぼは、クログアイが結構生えて、稲の生育を邪魔しているようだった。10人ほど横1列に並んでいざ手除草開始。一人3〜4条ほどの草を取りながら歩く。中ほどにはクログアイの密集地があり、一か所で両手に取った草がいっぱいに。束ねて泥土の中に埋める。取っては埋める、取っては埋める、そんな作業をしながら進むのだが、一歩一歩が遅々として、遠い向こうの畔までなかなか到達しない。1時間半超でやっとたどり着く。右の写真は草取りの最中に良く出会うトンボの羽化光景。
こうして田んぼの半分ほどで本日の作業終了!「いや〜、やっぱり大勢だとはかがいく。これを1人、2人だと1週間はかかるからね。助かるよ。」と、水口さんのニコニコ顔を見ると、腰の疲れも吹っ飛んでいく。
近くの温泉で汗を流した後、水口さん手製のどぶろくがことのほかのどを潤してくれる。畑で取れたての新鮮野菜に串刺しのアユ、岩魚に、昼の疲れはどこへやら、、、、楽しい夕食は続く。
翌朝は、前日のクログアイの残りを片付け、ヒエの田んぼへ。稲が育っており、その中でヒエはまだ幼く、簡単に抜けるので草取り作業がとてもやりやすい。これがあと2〜3週間もすると、稲を追い越すほどにヒエが伸びる。そうなると稲そっくりで見分けが難しく、根もしっかり張るので取りづらくなる。「援農は早い時期に来てもらえたらうれしい」という水口さんの気持ちがよくわかった田んぼであった。(報告:根本伸一)
6月21日、22日 郡山の中村農場の田の草取りツアー
梅雨の合間を縫って、福島県郡山の中村さんの田んぼへ行ってきました。冬・水・田んぼの中村田は、冬、白鳥がシベリアから渡ってきて越冬することで知られた田んぼ。車が行きかう道路脇の田んぼは、幅30m×縦130mの4反歩と結構な広さ。



すでに5月中旬に植えられた苗は成長していて竹ぼうき除草の段階を超えている。参加者の高橋友美恵さんを含め5名の援農隊で、手除草はちょっときついかなと、尻込みしていたら、「草取りの新兵器を調達しておいたよ。棒の先が輪っかになっていて、そこで草の根を引っ掻けるんだ。腰をかがんで取らなくていいから楽だべ」と中村さん。
さっそく新兵器を見せてもらった。なるほど、アルミの棒は軽い。先端に半円の金具がつけてあり、しかも平たい刃となっており、これなら草の根は簡単に切れそう。田んぼに入って動かしてみると、面白いように草が浮いてくる。コナギやオモダカあるいはクログアイの若い草に効果的だ。育っている稲は根が張っていて上をなぞっても影響なし。


アルミの棒が3mほどあるので、5,6列向こうの畝まで手が伸びて草を浮かすことができる。左右前後で3〜4m四方の面積が1ヵ所からカバーできる、きわめて効率のいい除草具だ。苗が育って竹ぼうき除草の段階を過ぎた後にこの新兵器は効力を発揮しそうだ。
それにしても、かつての中村さんの田んぼは、コナギがびっしり生えて、やせた稲がひっそりと点在するコナギの田んぼだったのが、今は見違えるように立派な稲が育っている、隔世の感だ。
近くに住む長男夫妻には3人の子宝に恵まれ、中村家の後継者問題は解決済み。住み着いた親猫が数匹とこちらも4〜5匹の子宝?に恵まれ、お孫さんのいい遊び相手となり、大変なにぎわいの中村家であった。(報告:根本伸一)
すでに5月中旬に植えられた苗は成長していて竹ぼうき除草の段階を超えている。参加者の高橋友美恵さんを含め5名の援農隊で、手除草はちょっときついかなと、尻込みしていたら、「草取りの新兵器を調達しておいたよ。棒の先が輪っかになっていて、そこで草の根を引っ掻けるんだ。腰をかがんで取らなくていいから楽だべ」と中村さん。
さっそく新兵器を見せてもらった。なるほど、アルミの棒は軽い。先端に半円の金具がつけてあり、しかも平たい刃となっており、これなら草の根は簡単に切れそう。田んぼに入って動かしてみると、面白いように草が浮いてくる。コナギやオモダカあるいはクログアイの若い草に効果的だ。育っている稲は根が張っていて上をなぞっても影響なし。
アルミの棒が3mほどあるので、5,6列向こうの畝まで手が伸びて草を浮かすことができる。左右前後で3〜4m四方の面積が1ヵ所からカバーできる、きわめて効率のいい除草具だ。苗が育って竹ぼうき除草の段階を過ぎた後にこの新兵器は効力を発揮しそうだ。
それにしても、かつての中村さんの田んぼは、コナギがびっしり生えて、やせた稲がひっそりと点在するコナギの田んぼだったのが、今は見違えるように立派な稲が育っている、隔世の感だ。
近くに住む長男夫妻には3人の子宝に恵まれ、中村家の後継者問題は解決済み。住み着いた親猫が数匹とこちらも4〜5匹の子宝?に恵まれ、お孫さんのいい遊び相手となり、大変なにぎわいの中村家であった。(報告:根本伸一)
2014年06月20日
6月15日椿農場お米くらぶ会員による田の草取り
6月15日は快晴の”草取り日和”?
5月初めに植えた苗は結構育っており、もはや竹ぼうき除草の段階は過ぎて、今回は手除草。お米クラブ会員の三浦さん一家や石川さん一家、辰巳さんご夫妻など、総勢十数名の援農隊が一斉に田んぼへ入って、草取り開始。
やっかいなヒエが標的だ。ヒエは稲とそっくりで、しかも稲のそばにさりげなく寄り添って立っているので、見分けづらい。
「おっ、おまえ稲じゃないだろう、ごまかしたって駄目だよ」と、取っていく。慣れてくれば稲の周りを
指でぐるっとなぞると指に引っかかるのが草とわかる。そうなると草取りのベテランだ。取った草は束ねて泥に埋めていく。
6月の草取りは、羽化したアキアカネが羽を乾かしている場面に出会えるのが楽しみだ。水路ではザリガニや虫さがしに興じる親子も。
、、、、という作業を2時間近くやり、お昼は椿お母さんの手作り料理に舌鼓。今回もあ〜おいしかった!(報告:根本伸一)
2014年06月09日
6月7日8日佐渡田の草取りツアー
佐渡田の草取りツアーも今年で10年目。しかし今回は経団連自然保護基金の助成金に落選し、参加費は全額自己負担になってしまい、参加者の皆さんに厳しいイベントでした。ところが、2001年当初からずっと応援してくれている愛知の豊安工業さんや米ネットワーク新潟のお米屋さんや、支援者の中でもコアなメンバーが集まり、結束が強い楽しいツアーになりました。ありがとうございます。また、佐渡トキの田んぼを守る会の斎藤真一郎会長も「お金のないときはお互い様」と交流会費を一部負担しださり、皆様のお心に支えられていることに感謝でいっぱいです。
東京では土砂降りの2日間だったらしいですが、佐渡では雨不足で、十分深水にできない田んぼが多数あり、ヒエに困っていました。ヒエの根がついてしまうと、竹ぼうき除草は効果がありません。7日のお昼ごろ両津港に着き、トキ交流会館で身支度を整え、6か所の田んぼに分かれて田の草取りをしましたが、まだ竹ぼうきが間に合うところと、手除草でなければとても取れないところがありました。
今回は生きもの調査も行いました。今年からメダカのがっこう米としてお米くらぶ会員に直送してくれることになった佐々木農場と、自家採種の稲を栽培しているトキの田んぼを守る会の田んぼの生きもの調査です。6月は水生生物と植物調査でしたが、夏のクモ調査、秋のバッタ調査、冬の鳥調査などを重ね、楽しい田んぼの生きもの通信を作りたいと思っています。
1日目の終わりには、恒例の交流会で、農家のおもてなしを受けました。佐渡近海のお刺身や、おばあちゃんの煮物や家庭料理と佐渡の方たちとの語らいを楽しみました。斎藤会長のご尽力で地元の鬼太鼓も出演してくださり、皆さんの無償の働きをたくさんいただいていることに、恐縮しつつも心から感謝し楽しみました。
2日目の朝は、トキウォーク。雨が降ったので車で案内していただきましたが、ねぐらから次々と飛び立つトキの姿が見られ、佐渡は本当にトキの島になったのだと感慨無量でした。しかしこのまま野生化が進めば、トキのエサは圧倒的に足りないそうで、本当の改革はこれからのようです。佐渡が1日も早く農薬・化学肥料ゼロの島になる決心をしてほしいと願うばかりです。
14年も経つと、お互いに歳をとり、病気になったり、亡くなったりする人もでてきますが、目指すところはまだまだで、落ち込んでいる場合ではありません。メダカのがっこうは、佐渡のメダカのがっこう米の新体制を始動させましたので、迷わず進んでいきます。トキの田んぼを守る会のみなさん、真の自立に向かってご一緒にがんばりましょう!(報告:中村陽子)
2014年06月03日
6月3日椿農場の草取りと事務局田んぼの田植え
椿農場の草取りは、毎週椿さんの田んほ体験をしている者たちでスケジュールを組んで交替で行くことにしているのですが、先週末は来てくれた人たちが、ちゃんと草取りをにくれなかったらしく、昨日椿さんからSOSの電話が入りました。そこで、急遽5人のスタッフをかき集め朝7時出発していざ椿農場へ。慶応幼稚舎とメダカのがっこうの田んぼは、イネになりすましたヒエがいっぱい。

はじめは、田ころがし機を押していたのですが、それではヒエが倒れて土がかぶさるだけなので、手除草に移りました。株のまわりを手でかくと株をにぎやかしていたヒエたちが、根っこからブチブチと切れてサッパリして気持ちいいこと。椿さんと6人昼過ぎまでがんばってやっとー反終えました。草取りの写真は、作業に夢中で撮り忘れました。
奥様の採リたて無農薬野菜のお昼ごはんをいただいて、早々に事務局に帰り、田んぼから持ってきた大きな苗を、事務局の田んぼに植えました。



ここは吉祥寺の住宅街のど真ん中、でも水辺があるのでメダカやオタマジャグシが泳いでいるし、アズマヒキガエルの赤ちゃんがいっぱい。(真中の写真は2年目のアズマヒキガエル)モノサシドンボやシオカラトンボのヤゴやモノアラガイやヒルもひらひらと泳いでいます。カマキリの赤ちゃんもあちこちで見かけます。どうぞ覗きに来て下さいね。(報告:中村陽子)

はじめは、田ころがし機を押していたのですが、それではヒエが倒れて土がかぶさるだけなので、手除草に移りました。株のまわりを手でかくと株をにぎやかしていたヒエたちが、根っこからブチブチと切れてサッパリして気持ちいいこと。椿さんと6人昼過ぎまでがんばってやっとー反終えました。草取りの写真は、作業に夢中で撮り忘れました。
奥様の採リたて無農薬野菜のお昼ごはんをいただいて、早々に事務局に帰り、田んぼから持ってきた大きな苗を、事務局の田んぼに植えました。



ここは吉祥寺の住宅街のど真ん中、でも水辺があるのでメダカやオタマジャグシが泳いでいるし、アズマヒキガエルの赤ちゃんがいっぱい。(真中の写真は2年目のアズマヒキガエル)モノサシドンボやシオカラトンボのヤゴやモノアラガイやヒルもひらひらと泳いでいます。カマキリの赤ちゃんもあちこちで見かけます。どうぞ覗きに来て下さいね。(報告:中村陽子)
2014年06月02日
6月1日もてぎ東北支援の棚田の田植えともてぎ「森と里のつながるマルシェ」
6月1日、猛暑日の日曜日、栃木県茂木町の「東北支援の棚田」で、恒例の田植えをやってきました。4年前の東日本大震災以降、メダカのがっこうがここでつくった棚田の新米を東北の方々に食べてもらおうと続けている、ささやかな東北支援プロジェクトの一環です。

今回は、同じ場所の棚田でコメづくりを展開している若者グループ「NPO法人底上げ」のメンバーが参加、総勢23名の田植え人が新緑に染まるもてぎの棚田に参集しました。すべて大人の参加者だったので、7畝1枚と3畝1枚の田植えはスムースに展開、2時間足らずで苗を植えることができました。
田んぼにはヤマアカガエルの赤ちゃんやオタマジャクシが無数と言っていいほど泳ぎ回っており、田植えの合間に手でつかんでははしゃぎ回る大きな子供たち?の姿が見られました。


田植えを終えた若者たちは、すでに田植えを終えて稲が育っている田んぼに入り、竹ぼうき除草作業に入っていく手際よさ。苗が大きくなるまでは、出たばかりの草の芽を板に張り付けた竹ぼうきのささで引っ掻いてしまおうという作戦です。根付いた苗を踏まないように足を運びながら、田んぼの中を縦横に歩き回る。彼ら若者たちによって草の芽があちこちで浮き上がり、竹ぼうき除草の成果が実証されています。(報告:根本伸一)
そして待望の昼食です。食べるのに夢中で写真をとり損ねてしまいましたので言葉で再現を試みます。(笑い)本日の昼食はメダカのがっこうの中村理事長が腕をふるい、きくらげとお野菜たっぷりの中華丼と仲澤農場自慢の平飼の幸せな鶏の卵とワカメのお吸い物でした。中華丼は葛が入っていて腸をきれいにしてくれますし、すべて化学物質が入ってない健康丼とお吸い物で美味しくてかつ食べる人が健康になるお食事でした。適度な疲れが気持ちよくさわやかな1日でした。(報告;塩野入史子)
終了後、東北支援の田んぼの指導者である仲澤先生が、茂木駅近くの八雲神社の「森と里のつながるマルシェ」に出店しているので、みんなで覗きに行きました。

写真はマルシェの看板と仲澤先生ご夫妻。穏やかに暮らしている幸せな鶏の卵は完売。黒焼き玄米茶が少し残っていました。見回すと茂木で有機農業や自然農法で頑張っている仲間がみんな集まっていました。



左から生まれてきた子ども(現在2人)には、全部自分が有機無農薬で作ったお米や野菜を食べさせるのだと張り切っている「空土ファーム」の松原さん。中村はずっとこの野菜の宅配をお願いしています。真ん中は、今年2月の「田の草フォーラム」で自然農法の参加者もうならせた発表をした「たまゆら草苑」の豊口さんご夫妻。右が昨年の佐渡田の草取りツアーに中野グループを引き連れ、中野式除草機を持参して参加してくれた中野有機無農薬研究所の中野さん(本業陶芸家)
世間が狭いというより、つながっているからあちこちで会うのですね。(報告:中村陽子)
今回は、同じ場所の棚田でコメづくりを展開している若者グループ「NPO法人底上げ」のメンバーが参加、総勢23名の田植え人が新緑に染まるもてぎの棚田に参集しました。すべて大人の参加者だったので、7畝1枚と3畝1枚の田植えはスムースに展開、2時間足らずで苗を植えることができました。
田んぼにはヤマアカガエルの赤ちゃんやオタマジャクシが無数と言っていいほど泳ぎ回っており、田植えの合間に手でつかんでははしゃぎ回る大きな子供たち?の姿が見られました。
田植えを終えた若者たちは、すでに田植えを終えて稲が育っている田んぼに入り、竹ぼうき除草作業に入っていく手際よさ。苗が大きくなるまでは、出たばかりの草の芽を板に張り付けた竹ぼうきのささで引っ掻いてしまおうという作戦です。根付いた苗を踏まないように足を運びながら、田んぼの中を縦横に歩き回る。彼ら若者たちによって草の芽があちこちで浮き上がり、竹ぼうき除草の成果が実証されています。(報告:根本伸一)
そして待望の昼食です。食べるのに夢中で写真をとり損ねてしまいましたので言葉で再現を試みます。(笑い)本日の昼食はメダカのがっこうの中村理事長が腕をふるい、きくらげとお野菜たっぷりの中華丼と仲澤農場自慢の平飼の幸せな鶏の卵とワカメのお吸い物でした。中華丼は葛が入っていて腸をきれいにしてくれますし、すべて化学物質が入ってない健康丼とお吸い物で美味しくてかつ食べる人が健康になるお食事でした。適度な疲れが気持ちよくさわやかな1日でした。(報告;塩野入史子)
終了後、東北支援の田んぼの指導者である仲澤先生が、茂木駅近くの八雲神社の「森と里のつながるマルシェ」に出店しているので、みんなで覗きに行きました。
写真はマルシェの看板と仲澤先生ご夫妻。穏やかに暮らしている幸せな鶏の卵は完売。黒焼き玄米茶が少し残っていました。見回すと茂木で有機農業や自然農法で頑張っている仲間がみんな集まっていました。
左から生まれてきた子ども(現在2人)には、全部自分が有機無農薬で作ったお米や野菜を食べさせるのだと張り切っている「空土ファーム」の松原さん。中村はずっとこの野菜の宅配をお願いしています。真ん中は、今年2月の「田の草フォーラム」で自然農法の参加者もうならせた発表をした「たまゆら草苑」の豊口さんご夫妻。右が昨年の佐渡田の草取りツアーに中野グループを引き連れ、中野式除草機を持参して参加してくれた中野有機無農薬研究所の中野さん(本業陶芸家)
世間が狭いというより、つながっているからあちこちで会うのですね。(報告:中村陽子)
2014年05月31日
5月31日ハッチョウトンボの棚田の田植え
この棚田は、2003年まで十数年間放置されていたのを、ツインリンクもてぎハローウッズ(本田技研)が復元してくれました。それ以後ずっとここで田んぼという人口の浅い水たまりを維持し、お米を作り続けることで、水辺の生き物たちが元氣にしてきたのです。
この活動にずっと協力して下さっているのが、積水化学G.自然塾の皆さんです。年々ファンが増えて家族連れが今日も50人以上来て、田植えをしてくれました。この田んぼの土はたくさんの生きものたちが作ってくれたので、とろとろ層がきめ細かく、温かく、田植えをしていると、ヤゴが顔を出したり、山赤ガエルの赤ちゃんや、手足が生えたオタマジャクシに出会います。ここにメダカのがっこう花まる農家が育てた立派な苗を植えました。ここは山間なので稲が分けつをあまりしないので、いつもは30センチ間隔なのですが、2倍の密度の15センチ間隔で植えていただきました。
後半に入ると、子どもたちはため池で生きものさがしに夢中。捕まえたカエルや虫たちを生きものの先生に見せていろいろ教えてもらっていました。
お昼はメダカのがっこうのおむすびと具だくさんの味噌汁、たくあんの古漬けと味噌をおかずに食が進みます。大人も子どももいつもの食欲とはちょっと違うのはいつものこと。たくさん食べてくれました。
最後に、私たち人間の体に打撃を与える食品と、元気にする食の話をさせていただきました。身体を弱らせるものは、除草剤、殺虫剤、化学肥料を使った作物(田んぼの生きものが減るだけではないんです。)保存料、発色剤、香料、人工甘味料、合成甘味料など、特に最近はやりのカロリーゼロやオールフリーは最悪です。すべての化学物質は人間の体を弱らせ、脳を騙し犯します。これから身体ができる子どもたちのためにも、これらをやめてよい血を作る食べ物、生きものと一緒に育ったお米と良い塩で作った味噌や醤油などの塩分をしっかり摂ることの大切さを伝えさせていただきました。(中村陽子)
2014年05月25日
5月24日大田原水口農場の田植え
2014年05月17日
5月17日伊豆分校の田植え



今年から3枚になった伊豆分校の田んぼ。昨年まで慣行栽培といって.農薬を使っていたけど、今年から無農薬・無化学肥料の田んぼが1枚増えました。みんなで、この田んぼから田植え開始。伊豆修善寺の山あい、田植えに飽きた子どもたちは横に流れる川に遊びに行っちゃいました。



美味しいおむすびとフキや、竹の子、春キャベツやサヤエンドウのお昼ごはんを食べて、田植えの続きへ。2枚目の田んぼに入ってびっくり。足さわりが滑らかな上に足元にはオタマジャクシがウロウロ。午前中の田んぼはザラザラしていて生きものも全くいなかったことに気がつきました。長年田んぼの生きものたちが作ってくれたトロトロ層のある土は命で賑わうのですね。


田植えが済んだら今度は米ぬか撤き。草を抑えるために振り撒きます。伊豆分校の水口さんのお庭は、お母様が丹精した植木やお花がとてもきれいなので、1枚パチリ。伊豆分校の田んぼは、ほんとにいいです。(報告:中村陽子)
2014年05月13日
5月11日椿さんの田んぼの草取り
4月29日に田植えをした田んぼはヒエがヒョロヒョロとたくさん出ていました。写真は、苗の間にヒエが顔を出している様子です。竹ぼうき除草機は、すでに効かない状態だったので、縦横に1回かけた後苗のまわりを手でぐるっとかいて、ヒエの根をプチプチッと切りながら、ヒエを浮かせました。午後からは、1人応援が加わり、5月4日に田植えをした田んぼに竹ぼうき除草機をかけました。こちらはヒエがまだ見えるか見えないかの状態で、竹ぼうき除草が最適でした。






ー休みしていると、畦道のかわいい草たちとカエルの合唱とヒバリのさえずりに心を癒され、これが日本人の原風景なのだなと感じました。帰ってきてさっそく椿さんのお米くらぶ会員の皆さんに、早く草取りに来ていただきたいと、SOSのメールを出しました。今日の1時間が、2週間後の5時間の作業量になってしまうからです。






ー休みしていると、畦道のかわいい草たちとカエルの合唱とヒバリのさえずりに心を癒され、これが日本人の原風景なのだなと感じました。帰ってきてさっそく椿さんのお米くらぶ会員の皆さんに、早く草取りに来ていただきたいと、SOSのメールを出しました。今日の1時間が、2週間後の5時間の作業量になってしまうからです。
2014年05月03日
5月3日椿さんのお米くらぶ会員の田植え
爽やかに晴れ渡った今日、日頃から椿さんのお米を食べている会員たちが田植えに集まりました。おとうさんもおかあさんも幼い子どもたちも 4.5葉に育った丈夫な苗を2~3本ずつ、丁寧に植えました。
畦道では田植えに飽きた子どもたちが、カエルを追いかけたり、泥団子をこねたり、畔のお花を摘んだりしていました。
田植えの後は美味しい昼ごはん、いつも通りお米の味と味噌汁に舌鼓を打ちながら、長ネギのみじん切りにおかかと醤油を掛けただけのシンプルなおかずに、みんな感動しました。食事の後は、椿さんのお話を伺ったリ自己紹介をして親睦を深めました。また、来週からの竹ぼうき除草の相談もしました。帰る前に援農隊長は、29日に田植えをした田んぼに竹ほうき除草機をかけていました。
2014年04月28日
4月29日慶応幼稚舎5年生の田植え体験
2013年11月26日
11月9日 マコモ料理教室IN大田原
11月9日 マコモの収穫とお料理教室が大田原市の水口農場で開催されました!
まずは、マコモを皆さんと収穫


その後お料理教室へと突入!
講師の鈴木御神子(スズキミミコ)さんは、大田原市にある「茶の子」というオーガニックの創作料理のお店でずっと調理を担当していた方です

マコモの調理法の他にも、
和包丁と西洋包丁との違いや、切り方など丁寧に教えてくださいましたよ



作ったメニューは、
〇マコモと里芋の玄米リゾット
〇マコモのポタージュ ワイルドライス添え
〇マコモとにんじんのナムル
〇マコモの寒天、白玉、黒みつがけ
出来上がりはこちら


皆さんとても熱心にお話しを聞いて質問されていて、
スタッフとしても嬉しくなりました。
マコモを上手に召し上がって頂き、より元気に生活して頂きたいです

2011年06月21日
6/3〜被災地ボランティア活動報告
メダカのがっこうからの支援募集の案内を見て、東北震災支援ボランティアに参加しました。
6月3日(金)の朝から、6日(月)の夜までの4日間です。
3日の朝9:00に新宿に集合した5名はワゴン車に乗り出発、途中安達太良SAで、伊豆から一人で車で来られためだか農家水口さんと落ち合い、ボランティアセンターのある宮城県登米には午後3時ごろに到着しました。
現地RQ市民災害救援センターは、登米市の小学校体育館に拠点を開き、組織がしっかりできた運営をしていました(詳細はRQのHP参照)。
今回同乗したメンバーの中には指圧のできる方、シャボン玉パフォーマンスのできる方など技を持った方もおり、60歳を過ぎたおじさんができる事があるのだろうか、足手まといになるのではないかと不安でしたが、まったく心配はありませんでした。
ボランティアは100人はいるでしょう。誰でもやる事は有ります。私は到着日は食事とミーティング(は毎晩、毎朝あります)。翌日はセンター内の作業(フロア係)で、支援物資在庫調査、デリバリー品の分類等。
2日目は現場へ出ました。南三陸町の歌津地区行きのグループに入り、午前中は道路わき側溝(水路幅約2m)の清掃、歩道の瓦礫撤去。200m程度の距離ではありましたが10人程度の作業ですっきりときれいになり、膨大な被災地のごく小さな点に過ぎない作業ながら確実に一歩進んだことが目で確認できました。午後は写真修復作業。泥水で汚れたアルバムをバラシ、台紙から1枚ずつ写真を剥がしていきます。透明フィルムの下でカラーインクが流れて顔が判別できない多くの写真の中から、少しでも顔がわかる写真は丁寧に剥がし、洗濯ばさみで干します。赤ちゃんとお母さんの写った命名式の写真や、おばあちゃんと赤ちゃんの笑っている写真など、破いてしまうことがないように神経を集中しての作業。これら写真が持ち主に還ることを祈らずにはいられません。
以下、感じたことをいくつか記します。
1. 現地ボランティアセンターの組織がしっかりしているので、誰もが活動できる。
2. 現地でまる二日は活動できることが望ましい。
3. 食事は用意してもらえる(キッチン係りに感謝)。
4. 板の間やテントに寝袋で寝ることは必須。
5. 住民の居場所には侵入しない。
6. 町づくりは住民と地域行政が行う。
7. ボランティアは縁の下で力を発揮する。
時間を作り一兵卒としてまた現地に行きます。微力でも結果は確実に目に見えます。
しかし...福島原発事故の周辺地域は心配です。メルトダウンどころかメルトスルーの状態であろうと言われており、復旧などではなく未だに悪化しないよう食い止めるのに精一杯に思えます。
ボランティア活動どころか、人が、いや生き物が近づけない場所になってしまいます。
土地も、海も、汚染が拡がらない事を願うのみです。
個人として脱原発賛成、省エネを実践し続けることも活動だと思っています。

※ペンネーム、コタロウさんから活動レポートいただきました!
コタロウさん非常にわかりやすいレポートをありがとうございました。
6月3日(金)の朝から、6日(月)の夜までの4日間です。
3日の朝9:00に新宿に集合した5名はワゴン車に乗り出発、途中安達太良SAで、伊豆から一人で車で来られためだか農家水口さんと落ち合い、ボランティアセンターのある宮城県登米には午後3時ごろに到着しました。
現地RQ市民災害救援センターは、登米市の小学校体育館に拠点を開き、組織がしっかりできた運営をしていました(詳細はRQのHP参照)。
今回同乗したメンバーの中には指圧のできる方、シャボン玉パフォーマンスのできる方など技を持った方もおり、60歳を過ぎたおじさんができる事があるのだろうか、足手まといになるのではないかと不安でしたが、まったく心配はありませんでした。
ボランティアは100人はいるでしょう。誰でもやる事は有ります。私は到着日は食事とミーティング(は毎晩、毎朝あります)。翌日はセンター内の作業(フロア係)で、支援物資在庫調査、デリバリー品の分類等。
2日目は現場へ出ました。南三陸町の歌津地区行きのグループに入り、午前中は道路わき側溝(水路幅約2m)の清掃、歩道の瓦礫撤去。200m程度の距離ではありましたが10人程度の作業ですっきりときれいになり、膨大な被災地のごく小さな点に過ぎない作業ながら確実に一歩進んだことが目で確認できました。午後は写真修復作業。泥水で汚れたアルバムをバラシ、台紙から1枚ずつ写真を剥がしていきます。透明フィルムの下でカラーインクが流れて顔が判別できない多くの写真の中から、少しでも顔がわかる写真は丁寧に剥がし、洗濯ばさみで干します。赤ちゃんとお母さんの写った命名式の写真や、おばあちゃんと赤ちゃんの笑っている写真など、破いてしまうことがないように神経を集中しての作業。これら写真が持ち主に還ることを祈らずにはいられません。
以下、感じたことをいくつか記します。
1. 現地ボランティアセンターの組織がしっかりしているので、誰もが活動できる。
2. 現地でまる二日は活動できることが望ましい。
3. 食事は用意してもらえる(キッチン係りに感謝)。
4. 板の間やテントに寝袋で寝ることは必須。
5. 住民の居場所には侵入しない。
6. 町づくりは住民と地域行政が行う。
7. ボランティアは縁の下で力を発揮する。
時間を作り一兵卒としてまた現地に行きます。微力でも結果は確実に目に見えます。
しかし...福島原発事故の周辺地域は心配です。メルトダウンどころかメルトスルーの状態であろうと言われており、復旧などではなく未だに悪化しないよう食い止めるのに精一杯に思えます。
ボランティア活動どころか、人が、いや生き物が近づけない場所になってしまいます。
土地も、海も、汚染が拡がらない事を願うのみです。
個人として脱原発賛成、省エネを実践し続けることも活動だと思っています。



※ペンネーム、コタロウさんから活動レポートいただきました!
コタロウさん非常にわかりやすいレポートをありがとうございました。
2010年11月25日
11/20 こんにゃく作り体験 感想文



11月20日、快晴。この日は、お天気に恵まれて、太陽がきらきらしていました。
茂木は、紅葉もしていて、きれいに赤、黄、緑と色づいていました。
そして、たまゆら草園へ。主人の安さんと研修生のかおさんが、どうぞーと迎え入れてくれました。今回、参加者は子供からおばぁちゃんまで総勢15人くらい。
蒟蒻作りを始める前に、決明子と何かのお茶を出してくれたのですが、とても飲みやすく、美味しいお茶でした。
さて、本題の蒟蒻作り!!原料となるのは、こんにゃく芋、石灰、水。
主役となるこんにゃく芋は、大きく成長するのに3年はかかるそう。
こんにゃく芋が出来るまで気長に待たなければならない。
そのため、国内で芋を作っている所はほとんどないそう。市場で出回っているのは、ほぼ、中国産。そして、早く成長させるために、薬をたくさん使っているそうな。
少量作る場合と多量に作る場合の2通りの作り方を教えていただきました。
まず、少量作る場合、おろし金ですりおろしたものを練っていく。
ガスは使わず、火鉢と薪ストーブの上での調理。多量の場合は、適当に切ったこんにゃく芋をゆでてから、水を足してミキサーにかける。
本当は、このままでも良いのだけれど、ここで、安さんは、気を入れるために、火にかけ少し練ると言う。練りが足らなかったりすると、黄色やピンクに変色してしまうらしいが、今回は、そういうこともなく。焦げが混ざってはいけないから、その部分は取り除き...そして、石灰を混ぜあわせていく。勢いよく練る、練る。蒟蒻の匂いがしてきた!!蒟蒻らしくなってきた。これを、形を整えて、ラップをしておいて、冷めたら、適当に切って、茹でたらできあがり。あらま、思ったより簡単でした。
けれど、お家で作るとなると、こんにゃく芋をゲットするのが大変です。
たまゆらさんも、今年は不作だったそうです。
茹でている間に、研修生のかおさんが用意してくれた昼食のごちそう。
酵素玄米、野菜ゴロゴロ具沢山のスープ、海苔とひじきの佃煮、とろりとした蒟蒻、蒟蒻ミートを使った味噌炒め、株の塩漬け、紫芋のきんとん、そして、安さんお手製の豆腐の味噌漬け、五目ピーナッツと...豪盛にふるまってくださいました。野菜や食材は、ほぼ、自給されたもの。
そして、デザートまで!!ポンセンクリームを使ったケーキ。ドライフルーツがたくさん入っていて、本当どれもこれも美味しかったぁ。ごちそうさまでした。
その後、時間があったので、畑の見学とぽんせんを作っている工房に案内していただきました。
畑では、さまざまなお野菜が育っていました。皆それぞれに、綿やオクラの種、かぼちゃやら、決明子などお土産を摘んでいました笑 安さんは、畑を一周ぐるりと丁寧に説明してくださり、途中で、手で綿から糸を紡いでくれたりと、楽しい畑見学でした。
お土産に、こんにゃく、かりんを頂き、たまゆら草園お手製のぽんせんやパンなどを買ったりと、たくさんのお土産を手にして、皆、幸せそうでした。
穏やかな心地良い一日でした。ありがとうございました。
※参加者のKさま、さっそく楽しい感想文をありがとうございました!
2010年10月04日
9/25 ハッチョウトンボ稲刈り体験
刈りは快晴の中、援農隊の皆さんと行いました。
私は稲刈り2回目の素人でしたが…
他の参加者が来る前に根本さんより稲刈りの指導を受け後から来た参加者に
素人なのにベテランのフリをして根本さんに教えていただいたことを伝えていきました
皆さんとても手際よく稲刈りを行っていきました
私たちグループのたんぼは水が多く、かなりぬかるんでいました
歩きずらいので裸足になり稲刈りを行いました
すごーく気持ちよく、大地のエネルギーをいっぱい受け取っていることを感じていました
裸足になってからパワーアップしてますます元気に稲刈りが進んだように思います
子供たちはたくさんの虫を見つけ、目を輝かせていました
お父さんお母さんのお手伝いをしたり土に触れて、いろんなことを学んでいるのかなぁと思いました
何回かの援農でお会いした方との再会も嬉しく、楽しい稲刈りとなりました。
そして、おむすび茶屋皆さんのおにぎりがとても美味しかったです!
参加させていただきありがとうございました。
※雨で延期のため9/25となったハッチョウトンボの稲刈りに参加くださった
Sさまよりご感想いただきました。ありがとうございました。
2010年09月22日
9/18 カタクリの沢稲刈り体験
現地に着いた私の目に飛び込んできたのは、黄金色に実った稲の姿。
「すごいっ!!」
私の心は、喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
数カ月前までその場所には何も生えていなかったのです。
私は、人生初の田植え、草取り、そして、今回の稲刈りを同じたんぼで体験しました。
毎回、翌日の全身筋肉痛に襲われながら、普段いかに身体を使っていないかということ、そして、たくさんの方々や便利な道具のお陰で生活出来ているということを痛感…。
大自然の偉大さや、私の見ていないところで、たんぼを見守り手入れをし、作業の段取りをして下さる方々への感謝の思いを深く感じました。
昼食にスタッフの方が用意して下さった美味しいおむすびと冷や汁。
作業で疲れた体を元気にしてくれました。
「やっぱり米よね。」と一人つぶやきながら、有り難く頂きました。
私も微力ながら、日本の自給率アップのために出来ることから始めよう!と心に誓った初秋の一日でした。
※ご参加いただいたI様よりご感想いただきました!
ありがとうございました!
2010年08月02日
7/17-18郡山・岩瀬援農ボランティア
初めての援農。3連休の初日で渋滞の関東を抜けて郡山に入ると、そこは一面の田んぼの緑。
そして、入道雲のような立派な夏の白い雲と青い空があり、子供のころの夏休みで田舎にやってきたときの気分でした。
中村さんの田んぼでは、さっそく、初めての生き物調査にチャレンジ。
メダカとドジョウに会えて感激。そして、アメンボ、ヤゴ、ユスリカの幼虫、ヒルなどなど。目を凝らしていると、徐々に見えてくる、色々な小さな小さな虫たちがとてもおもしろい。ずっと見ていました。
(見すぎたせいか、夜、夢の中で、虫たちがぐるぐると動き回りだしたのには、驚きました。)
作業後、畦道で中村さんの息子さんから、カルピスを頂いきましたが、カルピスがこんなおいしいと思ったのは、初めてでした。甘酸っぱく、やさしい味で、中村さんと息子さんの思いやりが、隠し味になって、本当においしかった。
二軒目の増戸さんの田んぼでの作業後、増戸さんが農作業の合間に撮られた田んぼの自然観察記録を鑑賞しました。冬の白鳥、夏の翡翠(カワセミ)など色々の野鳥、蛙、虫、花の映像の数々、撮ったときの増戸さんのわくわくする気持ちを感じながら、楽しく鑑賞しました。
夜は、岩魚、虹鱒を養殖している温泉宿で、おいしいお酒(特に岩魚の骨酒は絶品です)と魚、野菜料理を頂きました。
翌日、甘草の花の蕾を道々採集しながら(昼のおかずで頂きましたが、おいしかった。)岩瀬グループの田んぼに向かいました。田んぼには、合鴨の可愛い声が響いていました。強力助っ人のおかげか(合鴨は、潜って水中の草の根を食べてくれるそうです。)、田んぼの草がなかなかみつかりません。
稗が稲に沿って生えているといわれるのですが、稲との区別が難しく、稲をぬかないように、おっかなびっくりでしたが、それでもだんだんなれて、何とか草取りを終えました。
昼は、岩瀬グループ総勢8人で懇談会を開いて頂きました。奥様たちの手料理、特に野菜が本当においしい。そして、4組のご夫婦が、みんな兄弟のように仲がよくて、楽しそうに話をされるのが、いいなあと思いました。農業に対する夢をお聞きしながら、おなかも、胸もいっぱいになりました。
今回初めて援農に参加しましたが、教えていただきながらの作業で、あまりお役に立てなかったと思います。しかし3ヶ所の農家では、本当に暖かく迎えていただきました。今後、農作業のスキルをもっと身につけて、もっとお役に立てるようになりたいと思います。
そして、入道雲のような立派な夏の白い雲と青い空があり、子供のころの夏休みで田舎にやってきたときの気分でした。
中村さんの田んぼでは、さっそく、初めての生き物調査にチャレンジ。
メダカとドジョウに会えて感激。そして、アメンボ、ヤゴ、ユスリカの幼虫、ヒルなどなど。目を凝らしていると、徐々に見えてくる、色々な小さな小さな虫たちがとてもおもしろい。ずっと見ていました。
(見すぎたせいか、夜、夢の中で、虫たちがぐるぐると動き回りだしたのには、驚きました。)
作業後、畦道で中村さんの息子さんから、カルピスを頂いきましたが、カルピスがこんなおいしいと思ったのは、初めてでした。甘酸っぱく、やさしい味で、中村さんと息子さんの思いやりが、隠し味になって、本当においしかった。
二軒目の増戸さんの田んぼでの作業後、増戸さんが農作業の合間に撮られた田んぼの自然観察記録を鑑賞しました。冬の白鳥、夏の翡翠(カワセミ)など色々の野鳥、蛙、虫、花の映像の数々、撮ったときの増戸さんのわくわくする気持ちを感じながら、楽しく鑑賞しました。
夜は、岩魚、虹鱒を養殖している温泉宿で、おいしいお酒(特に岩魚の骨酒は絶品です)と魚、野菜料理を頂きました。
翌日、甘草の花の蕾を道々採集しながら(昼のおかずで頂きましたが、おいしかった。)岩瀬グループの田んぼに向かいました。田んぼには、合鴨の可愛い声が響いていました。強力助っ人のおかげか(合鴨は、潜って水中の草の根を食べてくれるそうです。)、田んぼの草がなかなかみつかりません。
稗が稲に沿って生えているといわれるのですが、稲との区別が難しく、稲をぬかないように、おっかなびっくりでしたが、それでもだんだんなれて、何とか草取りを終えました。
昼は、岩瀬グループ総勢8人で懇談会を開いて頂きました。奥様たちの手料理、特に野菜が本当においしい。そして、4組のご夫婦が、みんな兄弟のように仲がよくて、楽しそうに話をされるのが、いいなあと思いました。農業に対する夢をお聞きしながら、おなかも、胸もいっぱいになりました。
今回初めて援農に参加しましたが、教えていただきながらの作業で、あまりお役に立てなかったと思います。しかし3ヶ所の農家では、本当に暖かく迎えていただきました。今後、農作業のスキルをもっと身につけて、もっとお役に立てるようになりたいと思います。
2010年07月13日
7/10-11 水口農場援農ボランティア その2
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「水口さんはね、すっごく素敵な方なんよ。逢ったら必ず好き
になるから。奥さんもこれまた素敵な方でね〜。」
先週参加した茂木野草料理教室での若杉先生のお言葉です。
この若杉先生の言葉が私を水口農場へ導いてくれました。
私はレンタカー組でおむすび茶屋から水口農場へ向かいました。
雨が心配でしたが着く頃には青空に。
長靴をお借りして、いざ田圃へ!
水口さんから草取りについて説明を受けた後、よぉ〜し、まか
せて!意気込んで田圃に入るも泥に足を取られ思うように歩け
ません。泥の中から足が抜けないのです。危うく尻餅をつきそ
うになりました。
裸足の方が歩きやすいよ。とアドバイスを頂いたので長靴を脱
いで再度田圃の中へ。すると今度は楽に歩けました。又、泥の
感触がなんとも気持ちが良い。
午後から翌日は別の田圃の草取りをしました。
田圃が変わると生えている雑草も変わります。最初の田圃では
クログワイが多かったのですが、今度はコナギが稲の周りにび
っしり生えています。
「コナギ、葉が柔らかいから食べられるんじゃないかしら?」
「ええ、食べられますよ〜」
こんな会話をしながら楽しく草取りをしたり、黙々とただひた
すら草取りをしたり。
運動不足が祟って最後の方はヨレヨレになってしまいましたが、
とても貴重な体験をさせて頂きました。
美味しい採れたての野菜&野草料理(農作業をしたのになぜか
体重1kg増)、夜には蛍を眺め、そして理事長の陽子さんには
野草を教えて頂き、とても充実した二日間でした。
参加された方々も面白い方ばかりで本当に楽しかったです。
ブルーベリーにじゃが芋、米、黒米、味噌、沢山のお土産を頂
き、大して役に立っていないのに申し訳ない気もしますが、
非常に嬉しかったです。無農薬、無化学肥料で育てている農家
さんから直接頂く食材が一番ですものね。
水口夫妻はとても穏やかで終始笑顔を絶やさず、帰りも優しい
笑顔で送って下さいました。
若杉先生の仰るとおり、とても素敵なご夫妻です。
畦道を歩く度に沢山の蛙がぴょんぴょん田圃の中に入っていく
水口さんの田圃。こんな田圃が増える事を願っています。
※草取り隊にてご協力いただいたAさまよりご感想いただきました♪
Aさま、お疲れのところとっても楽しい感想文をありがとうございました!
2010年07月12日
7/10-11花まる農家水口さん 援農ボランティア
大田原市 水口農場 田の草取りに参加して
将来、自給自足生活をスタートさせるにあたり、いろいろ学ばせていただこうと、めだかの学校の会員にさせていただいて、二年目になります。野草料理教室をメインに参加してまいりましたが、今回は田の草取り、初めての参加です。
7月10日(土)7時半過ぎにおむすび茶屋を出発、10時過ぎに水口農場に到着。着替えをして参加者凡そ20名位でさっそく、田圃に向かいました。最初の田圃の草取りをする前に水口さんから、草の種類、コナギ、クログワイ、ヒエ、そして稲の特徴など等、説明していただきました。 一つ一つ丁寧に説明していただきましたので、しっかり記憶に残りました。次回誰かに尋ねられたときには雑草ということなく、答えられると思います。稲をすこし倒しながら、丁寧に取り除いていったので、時間がかかりました。いつのまにか、他のメンバーから3メートル、5メートルと遅れてしまいましたが、自分のペースでやらせていただきました。夜、食事中に草取りの進め方について触れ、アドバイスをいただきました。あまり小さいことは気にせずにと言っていただき、ちょっと気が楽になりました。田圃の状態により、育つ草が違うというお話もうかがい、ご一緒いたしました皆様の知識もまた深く、大変勉強になりました。 草取りはかなりの労働に思われ、農薬を使わないで作る事の大変さを実感したところでした。足元でぴょんぴょんと飛んで、田圃に入っていくカエルをみているとなんとものどかで田圃の豊かさを感じます。
お昼、夜のお食事は旨いお米と新鮮な野菜、特になすのお料理はどれも味わい深く、焼きなす、油と水口さんの美味しいお味噌を使ったお料理等、箸が止まりません。さらに思いがけず、水口さんの田圃から収穫したどじょうのから揚げまでいただきました。絶品でした! 薬草のイノコヅチで胡麻和え、水口さんのところのイノコヅチは灰汁が無いとの事、
イヌビエの白和えなども作っていただき、その場所に採れる滋味あふれるお料理が提供され、たくさんごちそうになりました。ヤーコンときく芋のジュースもはじめていただきましたが、大変健康によいと伺いました。
そこにいるだけでたくさんの情報をいただき、皆様との会話を楽しみ、大変幸せな時間を過ごさせていただいたことに感謝いたします。
ありがとうございました。

※ご参加のSさまよりご感想いただきました!
Sさま、どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします♪
将来、自給自足生活をスタートさせるにあたり、いろいろ学ばせていただこうと、めだかの学校の会員にさせていただいて、二年目になります。野草料理教室をメインに参加してまいりましたが、今回は田の草取り、初めての参加です。
7月10日(土)7時半過ぎにおむすび茶屋を出発、10時過ぎに水口農場に到着。着替えをして参加者凡そ20名位でさっそく、田圃に向かいました。最初の田圃の草取りをする前に水口さんから、草の種類、コナギ、クログワイ、ヒエ、そして稲の特徴など等、説明していただきました。 一つ一つ丁寧に説明していただきましたので、しっかり記憶に残りました。次回誰かに尋ねられたときには雑草ということなく、答えられると思います。稲をすこし倒しながら、丁寧に取り除いていったので、時間がかかりました。いつのまにか、他のメンバーから3メートル、5メートルと遅れてしまいましたが、自分のペースでやらせていただきました。夜、食事中に草取りの進め方について触れ、アドバイスをいただきました。あまり小さいことは気にせずにと言っていただき、ちょっと気が楽になりました。田圃の状態により、育つ草が違うというお話もうかがい、ご一緒いたしました皆様の知識もまた深く、大変勉強になりました。 草取りはかなりの労働に思われ、農薬を使わないで作る事の大変さを実感したところでした。足元でぴょんぴょんと飛んで、田圃に入っていくカエルをみているとなんとものどかで田圃の豊かさを感じます。
お昼、夜のお食事は旨いお米と新鮮な野菜、特になすのお料理はどれも味わい深く、焼きなす、油と水口さんの美味しいお味噌を使ったお料理等、箸が止まりません。さらに思いがけず、水口さんの田圃から収穫したどじょうのから揚げまでいただきました。絶品でした! 薬草のイノコヅチで胡麻和え、水口さんのところのイノコヅチは灰汁が無いとの事、
イヌビエの白和えなども作っていただき、その場所に採れる滋味あふれるお料理が提供され、たくさんごちそうになりました。ヤーコンときく芋のジュースもはじめていただきましたが、大変健康によいと伺いました。
そこにいるだけでたくさんの情報をいただき、皆様との会話を楽しみ、大変幸せな時間を過ごさせていただいたことに感謝いたします。
ありがとうございました。


※ご参加のSさまよりご感想いただきました!
Sさま、どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします♪
2010年06月20日
6/19-20佐渡草取りツアー

昨年佐渡草取りツアーには主人と息子が参加しました。
参加者の皆さんが息子にとてもよく話しかけて下さったとのことです。
大変お世話になり、ありがとうございました。
とっても楽しそうだった様子を聞き、参加させて良かったねと家族で話ました。
前評判に期待しつつ参加したのですが、
田んぼの生き物調査は初めてなので、どんなことをするのか全く予想がつきません。
新幹線の冷房で冷えで感じた不安は新潟ターミナル食堂のながもそばで温まって解消しました。
中々見ることのできない田んぼの生き物たちが沢山いるということですが、どんな生き物なのか、本当にいるのかどうか、全く検討もつきませんでした。
滅多に入ることのない田んぼの中は思ったより深く、油断すると転倒しそうです。
私より年長の方は皆さんすいすい歩いていきます。
ここでうっかり転倒した日には生き物調査なだけに、自分が変わった生き物になってしまいそうです。田んぼでは着実に慎重に進むことを覚えました。
田んぼに足を踏み入れるときのとぷんとした感触や歩を進めるたびに足裏に残るぬるぬるした感覚、手をいれるたびに手の横をさらさらと通り過ぎる泥や草の感覚、風が運ぶ草の匂いは五感を刺激し、新鮮で忘れられない思い出です。
少し歩いてみるとアカカエルやヘビやコモリクモ、ゲンゴロウ的な…とにかく名前がよく分からない生き物が次々と姿を現しました。
「先生、これはゲンゴロウですね?」
「え〜と、これは小さいからヒメゲンゴロウですね〜」
「先生、これはイトミミズですか?」
「いいえ、これはユスリカ幼虫ですね。」
田んぼの中はトトロのお話にでてくるような小さくて可愛らいい生き物が沢山いました。
まるで小さな宇宙のようでした。
生き物を探す作業は子どもの頃の虫取りのようで、つい夢中になってしまいます。
なんだかよくわからない惑星からの生物X的な正体不明の生き物の名前が明かされ、手際良くカテゴライズされていくのを見て、純粋に田んぼの生き物って面白いなと思いました。
何回聞いても忘れてしまうので、今度は名前を覚えたいです。
夜は交流会(豪華宴会)があり、竜宮城かと見まごうばかりの御馳走を頂きました。
佐渡の新鮮なお刺身、地酒、美味しいお米、地元のお母さん達の心を込めたお料理を味わいながら、鬼太鼓などの伝統芸能を堪能しました。
やはり一番の御馳走は皆さんのお話でしょうか。
トキを守る活動をされている地元の生産者さんや研修で参加した農大学生さん、学校でお米作りを通じて食や環境について教えられている先生など、それぞれの素晴らしいお話を伺うことができました。
ツアーに参加したお子さんも、最初は慣れない環境で遠慮がちでしたが、最後には打ち解けて一緒に遊んでいました。鬼太鼓を口を開けてみている子どもの姿はとても微笑ましかったです。
どの子もわけへだてなく無邪気に遊んで、「また田んぼで会おうね」…なんだか素敵ですね。
佐渡は遠いですが、遠いからこそ体験できる自然や人、かけがえのない魅力があります。
また来年も田んぼの生き物たちに会うことを楽しみにしています。
銀座ミツバチプロジェクト 高安さやか
※銀座ミツバチプロジェクトの高安さまよりご感想いただきました!
お忙しい中、ありがとうございました。
2010年06月01日
5/30 都会っ子5人 田植え初挑戦記(カタクリの沢)
都会っ子5人 田植え初挑戦記 (5月30日カタクリの沢)
東京都品川区 神崎清志さま
子供に「お米はどうやってできるか知っている?」と問いかけたら、
「スーパーで買ってくる!」そんな答えが返ってきた時には親として笑えなかった。
子供2人と友達3人連れてメダカのがっこうの田植えに参加したのは
そんなことがあったからだった。
カタクリの沢に着くと、天気はあいにく曇り。
でも、曇りの方が虫が少ないと聞くと都会っ子の僕らにはちょうど良いかと思い直す。
元気に着替えて虫除けを塗り、田植えの準備をすると、1年生3人はちょっと弱気な様子。
お兄ちゃん2人(4年生と5年生)がサンダルを脱いでさっさと田んぼに入っていくと、入るものなんだと思ったのかこわごわと1年生達は後についていく。
最初は田んぼの泥に「ウワー」とか「冷たい」と言ってまごついていた1年生達は、だれも取り合ってくれないとわかるとあきらめたのか田んぼの真ん中まで進み出ていく。
「さあ植えて」の合図で、子供たちは田植えを始めようとするが、1年生は稲を持った手がなかなか田んぼに突っ込めない。
周りの様子を見ているとみんなやっているので、しょうがないかと何とか1つ稲を植えてみた。
これで良いのかな?という様子だったが、2つ3つ植えると、あとは調子良くすいすい植えていく。
等間隔に植えるための紐を目印に、きちんと植えていく。ちょっと私が曲がって植えると、「そこじゃないよ。」と叱られてしまう。都会っ子几帳面だ。
1年生は目印の紐が1回進むと苗を1箇所か2箇所植えるが、お兄ちゃん2人はたいしたもので4、5箇所植えてくれる。
担当する幅は大人並だ。だれかが「半分来たぞ」というと、夢中だったみんなは「もう半分。」「簡単だね!」と調子づく。
最後の方では、お兄ちゃんたちは目印の紐が少しずれると「もう少し右だよ右!」と指示まで飛ばしていた。なんとも頼もしいものである。
田植えが終わって、子供達は上のビオトープにしてある田んぼでオタマジャクシの観察会。あんなに大きなオタマジャクシは子供も大人も見るのは初めて。
子供たちは目を大きく見開いて戯れていた。
お昼ごはんは、お赤飯と具沢山の豚汁。とても美味しかった。
(ご馳走様でした)お腹をすかせていた子供たちは夢中で食べるや全員お代わりしていた。
土と触れる機会のない都会の子供(大人もか)にはとても貴重な体験であった。
中村さん始め、メダカのがっこうのスタッフの方々には感謝しております。
最初はびくびくしていた1年生3人も少し逞しくなった様子で、みんな秋
の稲刈りも来たいと息巻いていた。
その頃には、お米の作り方を沢山お話しできるようになっているかな。
※数家族合同でご参加いただいた神崎さま、とっても楽しくてちょっと可愛い感想文ありがとうございました!
ぜひ秋の稲刈りもいらしてくださいね、お待ちしております。
2010年05月29日
5/1 椿農場田植え体験 その2
我が家は二年目の参加でした。
去年はちょっと臆病な当時四歳の長男は、
は泥にびくびくでした。
今年はどうなるかと思いましたが、
去年の経験をもとに今年は進んでたんぼに入り、
慣れた手付きで田植えをしていました。
カエルや小さな虫に大はしゃぎ!
おにぎりはわたしの分まで食べるほど楽しんでいました。
二歳の次男はまだ田んぼには怖がって入れませんでしたが、
生き物観察の時には、一緒に入れるといいなぁと思いました。
※いつもにぎやかにご家族でご参加いただいているTさんより
ご感想いただきました!子供の成長はめざましいですね。
Tさんありがとうごあいました!
5/1 椿農場田植え体験 その1
ゴールデンウィークのまっただ中、
5月1日に千葉にある、椿農園の田植えに参加しました。
田植えは初めての経験です。
出発前の準備で、持ち物の中に、ビーチサンダルとありました。
長靴ではなく、ビーチサンダル?
いくらお天気でも、素足で入るのは寒いのではないのかな、
と、妊娠中もあって、冷えが気になって、問い合わせてみました。
すると、意外なお返事が。
「ではなおさら、素足で入ることをお勧めします」と。
大丈夫かな…
そして当日。晴天!
何とも気持ちのよいお天気に恵まれました。
椿農園の田んぼは、たくさんの家族でにぎわいました。
椿さんの説明を伺って、いよいよ、田んぼの中へ。
おそるおそる足を踏み込むと…
あれ?!あったかい?!
生暖かいのです。これには驚きでした。
いくらお天気とはいえ、急に水温が上がるのでしょうか??
答えは違いました。
無農薬栽培の田んぼは微生物がたくさんいるので、
暖かいのだそうです。
かたや、農薬を使っている田んぼの水は冷たいのだそうです。
椿さんの田んぼは、微生物が、元気に活動する田んぼだったのです。
周りにもたくさん田んぼはありましたが、
そのほとんどが、農薬を使っている田んぼだそうです。
田んぼが元気だと、お米がおいしいのは納得のこと。
そのお米を食べる人も元気になることはまちがいないな、
と感じました。
そうか!元気な田んぼがたくさんあれば、日本のみんなが元気になる!
元気な田んぼが増えたら、いいなあと思いました。
子供達は、最初は、田植えを熱心にやってましたが
途中からは、泥遊び。
何も遊ぶものがなくても、子供は遊びを見つけられるのですね。
泥が気持ち悪くて、お母さんにおぶられて、泣いている子もいましたが、
その子にもきっといい経験だったのではないかなと思いました。
労働のあとのお昼ご飯、これがまた、最高に美味しかった!
青空の下、芝生の上に座って、塩むすびを、ほうばりました。
椿さんのお米で作られたおにぎりと、
具沢山のお味噌汁と梅干し。そしてこのお天気。
なんとも贅沢な昼食でした。
そして最後に椿さんのお話はを伺いました。
農薬を使用しない元気な田んぼ作りには、
消費者である、私達が、積極的に求める姿勢を示さないと
変わらないんだな、と思いました。
来月、成長した田んぼに会うのを心待ちにしています。
そして、微生物の正体はなんなのか?生き物調査もとても楽しみです。
※参加者のHさんよりご感想いただきました!
とっても素敵なイラスト付きです。Hさん、ありがとうございました〜!