2014年07月29日
7月29日マスタークックを使った美味しいご飯の炊き方教室
講師は健康綜合開発の野崎さんです。
土鍋でじっくりと火を通し、炊いた玄米は電気釜で炊いたお米より2倍近い大きさに膨れアルファー化が進み甘みが増します。冷めてもしっかりと甘みがあり、歯ごたえもあり、満足感があるので甘いお菓子などを必要としなくなるそうです。炊く時間や米、水の量、水浸時間、カニ穴などを確認していきます。
玄米や胚 芽米を炊くときに塩を入れて炊くのですが、この使う塩のお話が面白かったです。
塩は自分で焼き塩を作るといいそうです。なぜかというと海塩の中にはにがりが入っていてそのにがりは人間の体を固くしてしまうので塩を焼いてにがり成分を飛ばしてしまうのが良いそうです。使う塩は岩塩より海塩のほうがよく、3種類の海塩を混ぜます。海塩はそれぞれ違うミネラルが入っているので3種類くらい使うとミネラル豊富な焼き塩ができるそうです。
また、この時期、7月中旬から8月6日まで人間の体は自然に排毒するシーズンだそうでこの時期は身体がだるかったり、胃が重かったりするのは全て排毒のせいだそうです。この時期は食事の量を少し減らすといいそうです。そしてできれば、8月6日が過ぎた後、砂風呂をすると更にパワーアップするそうです。
野崎さんのお話はいつもマスタークックだけではなく短い時間の中でたくさんの事を伝えて下さろうとしてくださるので何度参加しても楽しい、野崎さんのお教室。皆さんもぜひご参加ください。(報告:宮廻華絵)
7月28日メダカのがっこう事務局の梅干しの土用干し
7月27日メダカのがっこう座学講座「真のマクロビを知る」兎龍都さん
「真のマクロビ」を知るという大それた演題でしたが、今までほとんど食べ物の陰陽だけを問題にしてきた私たちにとっては、陰があって陽がある、すべて対になっている宇宙の仕組みを知ることは、中身はわからなくても全体像を知ることができて非常に勉強になりました。午前の部は、人間界から私たちの理解をはるかに超えたどうしてそうなのかわからないものを創造してくれた存在、神様、アッラー、ブラーフマン、イエス、などサムシンググレートまでを図解で示してくれました。日本人のように宗教にこだわらずに取り入れる民族は珍しいそうですが、それはこの存在を心に持った謙虚でおおらかな民族だというお話は興味深かったです。
人体の各部位、内臓の各部位の陰陽のお話は、自分の体の点検と、その原因を知るのにとても役立つものでした。これと食の陰陽を組み合わせれば、自分の食事の処方箋が自分で判断できるようになります。また、噛むことの大切さをとても丁寧に教えていただきました。人間の原罪はアダムとイブが性を意識したことではなく、噛まなくなったことだという話は、ショックでした。噛めば、こめかみが動いてボケない、噛みわざ(神業)で、少しくらいの毒は消すことができるほど、噛むことは大切。一箸ごとに箸をおいて噛むように教えてくれました。よほど意識しないと、守れない難しいことだと思いました。でもがんばります。
お昼に佐渡の佐々木さんのお米を炊いて結んだおむすびと味噌汁をいただきながら、メダカのがっこう1年間の活動の様子を映像で流させていただきました。椿さんから送っていただいたキュウリで味噌の試食会もありました。
午後の部は、私と会場からの参加者の質問に、答えていただきました。その中でも、兎龍さんご自身の血小板が減少していく死に至る病気から、病院にいながら全部ご自分が書いた食箋通りに娘さんに作って届けてもらった食事で数日間で立ち直った体験や、娘さんの劇症肝炎をヨモギ茶とシジミエキス、生姜湿布と里いもパスターで1日で治した体験は迫力があるものでした。この2つの場合とも医者や検査に現状を見立ててもらったことで、食事の処方箋を決めることができ、あとは家で迷わず実践して直した体験です。血液検査など数値で知ることができる現代医学により、今何をどうしたらいいのかが判断できたのです。自分で直せるだけのマクロビの知識、自己責任の覚悟があれば、現代医学は役に立てることができるのだと思いました。
放射能についても食で原爆症から立ち直り11人ものお子さんを生み育てた方の体験談で、7合食(穀類だけをよく噛んで食べる食養)その他に、海藻、みそ、梅干し、竹炭などで健康を保つことができる旨、お話しいただきました。
印象に残ったのは、娘さんが病院で点滴を受けながら体が冷えて震えが止まらなくなったとき、「お母さんが治して! お母さんが治して!」と叫んで、兎龍さんも医者がどんなにとめても家に連れて帰ったところです。子どもにこんなに頼りにされるだけの母親である兎龍さんは、本当に素晴らしい方だと思いました。私の場合、母親としてはもう間に合いませんが、せめて少しでも多くの会員さんに、こんな素敵なお母さんになってもらうために、しっかり勉強し、研鑽の場を企画していきたいと思います。(報告:中村陽子)
7月26日タイコウさんの出汁取り教室
本日のタイコウの稲葉さんが教えてくれたこと:
一本の素材を使えば昆布は水から、鰹節はお湯からで好きなように取ればいい。ただし素材を越える調理法はないから素材探しをすること。
鰹節は削りたてが最高!30分もたつと香りが変わってしまう。出汁は毎日取る必要はない。2日分を一回に取るようにすると良い。1日目は香り高い。2日目は香りは飛ぶが旨味が増す。
削り節の削り器は出汁を取る習慣が身についてから買っても遅くない。
削り節1本で4種類の出汁が取れる。
参加者の感想:鰹節を削るのは難しい。しかし削りたては美味しい。本日の出汁は昆布も鰹節も大変美味しい。これからは出汁を取る生活をしたい。出汁取りはおもったより簡単。食材を選びも大事なことと改めておもった。美味しい出汁が取れればそれだけで料理が引き立つ。早速、削ります。
稲葉さんの歯に衣を着せぬトークは小気味よく、いつもながら楽しい教室でした。(報告:塩野入史子)
2014年07月28日
7月23日砂糖・乳製品を使わないお菓子教室
本日の砂糖、乳製品を使わないお菓子教室は盛り沢山でした。メインは酒粕、甘酒を使ったチーズケーキです。「マクロビレシピのチーズケーキは簡単で美味しいのに今回の酒粕と甘酒を使ったチーズケーキはレシピ作りに苦労しました。」と講師の新里さんから始めに話がありました。米粉、豆腐、レモンだけでなく、梅酢、味噌、ぬかまで入っています。材料を見ただけで醗酵食品か沢山入っていて、<百薬の長>という日本酒を作った時にも玄米で酒麹を醸したメダカのがっこうならではのチーズケーキでした。もちもちして美味しいです。しかし、参加者からはいろいるな材料集めが大変との声もありました。[ハードル高い!!!]
このあとおみやげ用のクッキーが美味しくて簡単に作れるということで、急遽クッキー作りの説明もあり、さらにはこの日のお食事に予定されていた野菜たっぷりビザ(もちろん乳製品はなしですが)まで作り方を教えてとの参加者のリクエストにこたえピザ作りまでしました。最後は甘酒のシャーベットのみかんソース掛けでしめました。[冷たくて美味しい♪♪♪]
参加者からは次回はクッキー教室をしてほしいとの希望がたくさんでました。(報告:塩野入史子)
2014年07月22日
7月19日20日大地の再生講座(山梨県白州町)
2012年の8月から矢野智徳さんの指導の下、メダカのがっこうの理事、向山邦史さんの五風十雨農場の改善ワークショップを始めて2年。矢野さんは「杜の園芸」という会社をされていますが、矢野さんいわく「杜」とは人間が大自然の神様からお借りした里山で、汚さず傷めずに使うことを約束した場所だということです。その約束を実行するのに必要な技術を研究し施工しているのが矢野さんです。この「杜の土木」と対極をなしているのが、砂防ダム、護岸工事、U字溝などのコンクリートを大地に差し込む土木です。これらは人間の体の血管を押さえつけるように、大地の通気・通水を遮断し、滞った空気は有機ガスに、滞った水はヘドロに変化し、木の根や草の根を弱らせ、斜面を乾燥させ、大規模な崩落の原因になるのです。しかし私たちが山梨県白州町の五風十雨農場という小さな1点からの改善を始めたところ、この大地は息を吹き返し、枯れかけていた大木は元気に、埃っぽく枯れた水路は清流に、ぬかるみは草原に変わってきたのです。しかしここまで来て自然は勢いをつけて原野に戻そうとしているので、今回は人間が手綱を引くためのメンテをすることになりました。地球の世話は、定期的なメンテが必要なのです。そのうちの3つを紹介します。


@写真は五風十雨農場までの道で、雨と車の轍の跡がひどく埃ぽかったのですが、ツボに当たるところ数か所の水切りだけで、くぼみに土砂がたまり、道脇に生えていた荒根の草から背の低い細根の草が帯のように生えるようになったところです。道も埃っぽくなくなりました。矢野マジックと言えると思います。


A写真は、斜面の草刈りの方法ですが、左は植木を残して地面が見えるほど短く草を刈ってしまったところ。これだと強い夏の太陽の下、植木も土にも厳しい状況になります。右は風がやったレザーカットのように、強く高くなる部分を撫で切りにし、風が通るようにし、全体の風合いも考えた草刈りです。


B写真は自然水路の通りをよくするように、自然の蛇行と等速の水の流れを復元する作業をこの2年していたら、沢風が復活し、かちかちに乾いていた沢の斜面はしっとりと柔らかくなり、シャベルを立てるとサクッと入るようになったところです。白い根は藤の根っこで、乾いていた時に斜面を支えるという役目を果たしてくれていたもので、この藤ヅルに絡まれていたコナラは弱っていましたが、今や形勢は逆転、コナラが元氣になり藤ヅルの勢いが止まりました。
大地の再生講座はこれからも続きます。地球に住まわせてもらっている私たち人間です。地球の世話の仕方を勉強して作業に加わりませんか?
現状を知れば知るほど、大地が呼吸できずに苦しんでいることがわかり、絶望的な気持ちにもなりますが、一つでも改善作業の成果が見えると途端に希望がわいてきます。「風の谷のナウシカ」で怒り狂ったオウムの真っ赤な目がある1点からブルーに変わり全体に広がっていく感動的な場面を覚えていますか? オウムの暴走は巨神兵という大きな力でも止められなかったのが、1つの命を群れに返すことで、大地との絆を取り戻すことができたのです。これが環境問題や農業問題や手におえなそうな大問題を抱えている私たちが持つべきイメージではないでしょうか。ご一緒にメダカのがっこうと歩みましょう。(報告:中村陽子)
@写真は五風十雨農場までの道で、雨と車の轍の跡がひどく埃ぽかったのですが、ツボに当たるところ数か所の水切りだけで、くぼみに土砂がたまり、道脇に生えていた荒根の草から背の低い細根の草が帯のように生えるようになったところです。道も埃っぽくなくなりました。矢野マジックと言えると思います。
A写真は、斜面の草刈りの方法ですが、左は植木を残して地面が見えるほど短く草を刈ってしまったところ。これだと強い夏の太陽の下、植木も土にも厳しい状況になります。右は風がやったレザーカットのように、強く高くなる部分を撫で切りにし、風が通るようにし、全体の風合いも考えた草刈りです。
B写真は自然水路の通りをよくするように、自然の蛇行と等速の水の流れを復元する作業をこの2年していたら、沢風が復活し、かちかちに乾いていた沢の斜面はしっとりと柔らかくなり、シャベルを立てるとサクッと入るようになったところです。白い根は藤の根っこで、乾いていた時に斜面を支えるという役目を果たしてくれていたもので、この藤ヅルに絡まれていたコナラは弱っていましたが、今や形勢は逆転、コナラが元氣になり藤ヅルの勢いが止まりました。
大地の再生講座はこれからも続きます。地球に住まわせてもらっている私たち人間です。地球の世話の仕方を勉強して作業に加わりませんか?
現状を知れば知るほど、大地が呼吸できずに苦しんでいることがわかり、絶望的な気持ちにもなりますが、一つでも改善作業の成果が見えると途端に希望がわいてきます。「風の谷のナウシカ」で怒り狂ったオウムの真っ赤な目がある1点からブルーに変わり全体に広がっていく感動的な場面を覚えていますか? オウムの暴走は巨神兵という大きな力でも止められなかったのが、1つの命を群れに返すことで、大地との絆を取り戻すことができたのです。これが環境問題や農業問題や手におえなそうな大問題を抱えている私たちが持つべきイメージではないでしょうか。ご一緒にメダカのがっこうと歩みましょう。(報告:中村陽子)
2014年07月21日
7月19日健康甘酒教室
甘酒が夏の季語なのを知らない人がほとんどです。江戸時代には夏の滋養のために値段を安く規制して売られていたということです。そうなんです。甘酒は夏の飲み物なのです。そのような話から実際に簡単に作れるということをみなさんに体験、体感していただきました。


黒い甘酒は古代米の黒米でつくります。白い甘酒は玄米、分つき米、白米でつくります。シンプルに作るためにご飯、米麹、水の量を1:1:1として濃厚な甘酒を作りました。そのご甘酒を使ったスパゲティナポリタン、大根のべったら漬け、甘酒と梅酢を使った夏の健康ドリンクなども作りました。


本日のお食事はスパゲティナポリタンとご飯の残りを使った、今やお米ダイニングの名物となった<おこげポリッチョ>具たくさん味噌汁、そして健康ドリンクをいただきました。家庭の常備食材として甘酒と酒粕クリームを冷蔵庫にあるととても便利です。本日のスパゲティナポリタンのトッピングに酒粕のクリームをオーブンで焼いたあたかも粉チーズに皆さんがこれは使えると酒粕の力にもおどろいていました。
甘酒の作り方から酒粕の思わぬ使い方まで簡単で日本の伝統食を見直した時間でした。今後もたくさんの方が参加して日本の食を見直すきっかけになるような時間にしていきます。(報告:塩野入史子)
黒い甘酒は古代米の黒米でつくります。白い甘酒は玄米、分つき米、白米でつくります。シンプルに作るためにご飯、米麹、水の量を1:1:1として濃厚な甘酒を作りました。そのご甘酒を使ったスパゲティナポリタン、大根のべったら漬け、甘酒と梅酢を使った夏の健康ドリンクなども作りました。

本日のお食事はスパゲティナポリタンとご飯の残りを使った、今やお米ダイニングの名物となった<おこげポリッチョ>具たくさん味噌汁、そして健康ドリンクをいただきました。家庭の常備食材として甘酒と酒粕クリームを冷蔵庫にあるととても便利です。本日のスパゲティナポリタンのトッピングに酒粕のクリームをオーブンで焼いたあたかも粉チーズに皆さんがこれは使えると酒粕の力にもおどろいていました。
甘酒の作り方から酒粕の思わぬ使い方まで簡単で日本の伝統食を見直した時間でした。今後もたくさんの方が参加して日本の食を見直すきっかけになるような時間にしていきます。(報告:塩野入史子)
2014年07月18日
7月15日〜16日 水口農場 田の草取り終盤
先週に引き続きの水口農場での援農にいってきました。農場について、早速田んぼへ。水口さん達はすでに作業中でした。今週こそは、ヒエを駆逐してすっきりとした田んぼにして帰りたい。そう思いながら、先週よりも更に背の高くなった稲へ頭を突っ込み、除草作業開始。やはりまだまだ、稲に纏わりつくよう大量のヒエが生えていました。下の写真の中央と右はbefore afterです。



お昼休みを挟んで、すっかり夏の日差しになった太陽の下、懸命に除草。途中、木陰で頂いた麦茶の美味しさは、早くも今夏最高の麦茶とも思える程美味しく感じました。ここ数日は夕方・早朝はブユ・ヌカカが大量に出て作業にならんとのことで、17時前には1日目の作業終了。まだちらほらと草は見えるものの、なんとか、この田は除草終了といってもいい状態になりました。

温泉で汗を流した後は、農場で栽培された数々の野菜で作って頂いた晩御飯。今回のメインはこちらも田で取れたドジョウの唐揚げとなりました。ドジョウの唐揚げとビール・濁酒を頂き、酔いと心地よい疲れで自分は20時過ぎには就寝となってしまいました。
翌日の作業は8時過ぎから。今日の田んぼは昨日までの田に比べればかなり小さい。これならば完璧に除草を終え、すっきり帰られるのでは…。なんてのは、非常に甘い考え。結局は草と悔しい気持ちを残してしまいました。
帰りには茂木によって自然農法をおこなっている國井さんの田んぼに、水口さん提案の草マルチを行い、東京へと帰ってきました。各農家さんの田んぼに加え、この自然農法による田んぼでは今年は、どんなお米がどのくらい収穫できるのか、収穫の季節に楽しみを一つ増やして、東京への帰路につきました。(報告:市村直基)



お昼休みを挟んで、すっかり夏の日差しになった太陽の下、懸命に除草。途中、木陰で頂いた麦茶の美味しさは、早くも今夏最高の麦茶とも思える程美味しく感じました。ここ数日は夕方・早朝はブユ・ヌカカが大量に出て作業にならんとのことで、17時前には1日目の作業終了。まだちらほらと草は見えるものの、なんとか、この田は除草終了といってもいい状態になりました。

温泉で汗を流した後は、農場で栽培された数々の野菜で作って頂いた晩御飯。今回のメインはこちらも田で取れたドジョウの唐揚げとなりました。ドジョウの唐揚げとビール・濁酒を頂き、酔いと心地よい疲れで自分は20時過ぎには就寝となってしまいました。
翌日の作業は8時過ぎから。今日の田んぼは昨日までの田に比べればかなり小さい。これならば完璧に除草を終え、すっきり帰られるのでは…。なんてのは、非常に甘い考え。結局は草と悔しい気持ちを残してしまいました。
帰りには茂木によって自然農法をおこなっている國井さんの田んぼに、水口さん提案の草マルチを行い、東京へと帰ってきました。各農家さんの田んぼに加え、この自然農法による田んぼでは今年は、どんなお米がどのくらい収穫できるのか、収穫の季節に楽しみを一つ増やして、東京への帰路につきました。(報告:市村直基)
2014年07月17日
7月16日健康ぬか床教室
本日の教室は、初心者でも気軽に楽しめるコンパクトな2kgのタッパーぬか床作りです。冷蔵庫で保存するので匂いもいわゆるぬかみそ臭いという風にはなりません。毎日かき混ぜる必要もなく3、4人家族が毎日ぬか漬を楽しむには充分の量のぬか漬けができます。今でしたら大体のものが1日で美味しくいただけます。
まずは、ぬか床を作り終えて本日のお食事のデトックス黒焼きカレーと甘酒に梅酢を入れたスタミナドリンクを飲んだ後の参加者の皆さんのお声をお届けいたします。
「ぬか床を楽しく作れて明日からの野菜漬けが楽しみになりました。」「1つ1つの作業を目で確認しながら楽しく参加できました。ぬかだけでとても美味しいとおもいました。」「説明が大変詳しく、わかりやすくて本当に良かったです。家でもいろいろな野菜を漬けてみようとおもいます。」「とても良かったです。お漬物、これから楽しいです。」
いかがですか?参加なされた皆様の喜んでいるのが実感できて主催者側の私としてもといてもうれしいです。皆様始まるまではこれまでぬか床はハードルが高いと感じていたと口々におっしゃっていました。みんなで最初の工程で15分ぐらいかき混ぜるときなど和気あいあいととても楽しい雰囲気で疲れるわねーといいながらできました。
どのような野菜でもぬか床は受けいれてくれるベッドです。生野菜を食べるなら1晩ぬか床に寝かせて次の日に乳酸菌いっぱいのお野菜を食べていただきたいとお伝えしました。なんとぬか1gに乳酸菌が10億もいるのですよ。動物性のヨーグルトと違ってぬか漬けの乳酸菌は確実に腸まで届いてよい仕事をしてくれるのですよ。みなさん大事にMyぬか床としてこれから何十年も育ててくださいね。そして増やしていってください。(報告:塩野入史子)
2014年07月16日
7月16日黒焼き玄米茶実践教室
今日は久しぶりに講師をさせていただいたので少し緊張ぎみでした。
参加者は午前1名、午後1名で少しさみしいような、ホッとしたような感じでスタート!
午前の方は、秋から家族で地方に転居し自給自足を始められるということで、メダカのお教室にも積極的に参加されてお勉強をされている今後が楽しみな素敵な方でした。
黒焼きも心を込めて順調に焼いていただき完璧に仕上がりました。黒焼き玄米茶を飲むのも初めてだそうで、今日は気温が高かったのでアイスで美味しく飲んでいただきました。
このあと午後は神保町だそうです(^^)・・・ぬか床も頑張ってください!!
午後は病気の知人の為に半日会社を休んで勉強にきてくださった、とても健康そうでつなぎの作業着を着た楽しい方。お友達は幸せですね♡
メダカの説明書を見ながらやってみて上手くいかなかったということで、私としても名誉挽回です。右回転を意識しながら超高速回転!疲れたら火を止めて休みながらでいいというと、ビックリされていました。説明書に休んでいいと書いてなかったので・・・。だそうです。無理すると腱鞘炎になります。説明不足ですみませんでした。結局、しゃべり過ぎてうっかり焼き過ぎてしまいましたが許容範囲で収まり、自信もつけてお帰りになりました。
黒焼き玄米茶は完成まで通しで3時間必要です。ご家庭で作る場合は1時間毎に休憩すれば楽になります。火を止めて休む場合は土鍋が冷えるまでは5分位は回し続けてください。再開は日を改めても大丈夫です。心を込めれば気が通じていいものが作れますので頑張りましょう。(報告:時任 隆)
2014年07月15日
7月13日ひまわりオイルプロジェクト 剪定と草取り
5月初めに種をまいて、5月末と6月に草取りをしたひまわり畑、あれから田の草取りと梅干しづくりですべての土日が埋まっていて、草取りに行けませんでした。「もう花が咲いているよ」という稲葉先生の電話にびっくり、行ってみるとひまわりもさることながら、ひまわりの茎と同じくらいの太さに育ったフューナの茎、イヌビユ、タデ、ツユクサ、菜の花、皆ひまわりと背を競うほどに茂っていました。ひまわりも一か所に種を2〜3個播いたので、同じところから2〜3本のひまわりが伸びています。これを太くて花が大きい良いものを残してあとは剪定しました。(写真中央)また1本の木からいくつものは花芽が出ているものは、一番大きな花を残し全部摘み取りました。(写真右)
一つ不思議なことがありました。同じ日に種まきをしたのに、右半分のヒマワリの生長がとても悪いのです。(上の写真参照)草を摂り始めてわかりました。ここは菜の花がものすごく大きく育っていたのです。つまり初めの草取りの時、参加できなかった人のところだったのです。いかに初めの草取りが大切であるかがわかりました。
稲葉先生は、来年は草対策の作戦を考えてくださるそうです。でもすべてやってみなければわからないことでした。
実はメダカのがっこうは、山梨県白州町の五風十雨農場の開拓した畑にもひまわりの種を播いて育て、稲葉先生に油を搾ってもらう計画でしたが、こちらは若芽をみんな鹿に食べられてしまいました。獣害のすごさを体験しました。農を生業にしている農家だったら死活問題です。過疎地では人間よりも鹿や猿のほうが数が多いところも多々ある日本の里山の現状。いろいろ考えさせられる体験をしました。
次回は8月31日で収穫です。コンバインで刈れないところを手刈りします。
でもその前に来年の種取りをするそうです。種取りに選ぶひまわりは、写真のように太くて花が1つだけ大きく育っている姿のもの。いまから印をつけておきます。こうして何年もかければ、F1種からでも品種を固定していくことができるのです。地道な努力に頭が下がります。これからもオイルプロジェクトに参加して、少しでもお手伝いしたいです。(報告:中村陽子)
7月12日兼農主婦のススメ
この教室は、主婦が本業の中村陽子が、子供の不登校や、母親の原因不明の病気や、様々な課題に出会い、そういうことになぜ自分はこんなにパニックになり不安になるのかを考えたところから語ります。そしてそれが、自分がすべてがお金に世界に生き、エリート意識にどっぷりつかり、コースから外れると生きていけない情けない人間であることに気づき、何があったら人間は幸せに生きていけるのか、子どもを幸せにできるのかを根本から考えたことが、きっかけであること。母親の病気も、いろいろ勧められるサプリメントがなぜ世の中に存在するのか、その原因は土が病み、作物が生命力をなくしていることと、体を痛めつける農薬、化学肥料、添加物、塩化ナトリウムの塩などを摂取していることなどと、根本原因から考え続けてきたこと。こうして20年前から中年探偵団、海のミネラル研究会を経てメダカのがっこうの活動が始まったこと。この間、微生物や、塩や、お米や、野草などこれがあれば生きていけるものに出会い、生きる力がバージョンアップすることが面白くて、子どものことを忘れていたら、子どもは皆天才に育っていたことなど、親ばか丸出しのお話もしてしまいました。

この日は、自給自足くらぶの教室にいつも参加してくださる同士のような3人に来ていただいたので、メダカのがっこうの活動、お米くらぶ会員の1年、田んぼの面積がこの50年間に半分以下になったこと、農家はそれ以上減っていること、米価も半分以下になっていること、日本の主食がその首位を小麦に奪われていること、などメダカのがっこうががんばらなくてはならない実態を聞いていただきました。
この日のもう一つのテーマは、表示問題。お米の表示は、普通の商品が、原料のところに使ったものを使った量が多い順に記載することになっているのに対し、使った農薬を書く必要が一切なく、使わなかった農家のほうが無実を証明するために検査料、検査員の交通費、宿泊費など負担するという、まったく逆表示のシステムになっていること、しかしその理不尽さに気が付かないほど国民全員がマジックにかかっていること。でもメダカのがっこうは農家にその負担を強いることなく、消費者と手をつなぐことで、この逆表示がない世界の成功事例をたくさん作ってくことで世の中を変えていこうとしていることなど、お話しさせていただきました。
兼農主婦のススメは、野菜作りの話だと思って参加された方もいらっしゃって、ご期待に添えなくて申し訳なかったのですが、夫の仕事や子供の学校や親の介護の関係で、都会から離れられない私でも、命を大切にする農家とつながることで、米も味噌、醤油、梅干し、たくあんなどすべて原料から無農薬・無添加のものを作ったり確保することができ、農家のお手伝いをしながら農作業の経験ができ、我が家や子供たちの食料生産係になっている生き方そのものが、兼農主婦なのです。主婦でなくても、本業が教師なら兼農教師、弁護士なら兼農弁護士になれます。(報告:中村陽子)
この日は、自給自足くらぶの教室にいつも参加してくださる同士のような3人に来ていただいたので、メダカのがっこうの活動、お米くらぶ会員の1年、田んぼの面積がこの50年間に半分以下になったこと、農家はそれ以上減っていること、米価も半分以下になっていること、日本の主食がその首位を小麦に奪われていること、などメダカのがっこうががんばらなくてはならない実態を聞いていただきました。
この日のもう一つのテーマは、表示問題。お米の表示は、普通の商品が、原料のところに使ったものを使った量が多い順に記載することになっているのに対し、使った農薬を書く必要が一切なく、使わなかった農家のほうが無実を証明するために検査料、検査員の交通費、宿泊費など負担するという、まったく逆表示のシステムになっていること、しかしその理不尽さに気が付かないほど国民全員がマジックにかかっていること。でもメダカのがっこうは農家にその負担を強いることなく、消費者と手をつなぐことで、この逆表示がない世界の成功事例をたくさん作ってくことで世の中を変えていこうとしていることなど、お話しさせていただきました。
兼農主婦のススメは、野菜作りの話だと思って参加された方もいらっしゃって、ご期待に添えなくて申し訳なかったのですが、夫の仕事や子供の学校や親の介護の関係で、都会から離れられない私でも、命を大切にする農家とつながることで、米も味噌、醤油、梅干し、たくあんなどすべて原料から無農薬・無添加のものを作ったり確保することができ、農家のお手伝いをしながら農作業の経験ができ、我が家や子供たちの食料生産係になっている生き方そのものが、兼農主婦なのです。主婦でなくても、本業が教師なら兼農教師、弁護士なら兼農弁護士になれます。(報告:中村陽子)
7月9日黒焼き玄米茶、マコモ茶、梅干しの黒焼きの飲み方作り方教室
本日の参加者は4名でした。新しい方が2名いらしたのでNPOメダカのがっこうの概要と力をいれて推進している<都会にいながら自給自足>の説明を冒頭にさせていただきました。都会に住んでいてもメダカがっこうのはなまる農家さんのお米を食べていただいて、メダカのがっこうと一緒に直接農家さんへ出向いての味噌、醤油、梅干、たくわん作り、さらには野草の勉強もできます。またこの自給自足教室でもいろいろ学べるということをご紹介させていただきました。
黒焼き玄米茶の作り方では、自宅で作りためのハードルを低くするために、3時間の工程を2時間と1時間の区切っても良いこと、また2時間の工程でもみ付き玄米を500g炒っても、その後の1時間の工程では半分以下で仕上げれば煙も少なく作りやすいと説明さていただきました。
その後、マコモ葉を炒ってお茶にして皆さんに飲んでいただきました。

黒焼きの梅干は、小さい土鍋での作り方を行い、時間も24時間続けなくても区切り区切り弱火で焼いて炭にしていく方法などをお伝えいたしました。
黒焼き玄米茶とマコモ茶のミックスも試飲していただき、それぞれお好みでいろいろアレンジしても楽しいとお伝えしました。

最後にできたばかりのメダカのがっこう酒<百薬の長>の酒粕があったので酒粕クリームチーズの作り方をして終了しました。
作り方:百薬の長の酒粕140g、米粉100g、菜種油大さじ2杯、自然塩小さじ2杯をふーどプロセッサーで混ぜるだけ(当日はすり鉢で混ぜました)。そうすると一見クリームチーズの素のようになります。これを常備しておくと、シチューやグラタンを乳製品を使わなくても、おいしいお子様が好きなお料理ができますよ。皆様おためしあれ!

最後にみんなでメダカのがっこう定食をいただきました。
(報告:塩野入史子)
黒焼き玄米茶の作り方では、自宅で作りためのハードルを低くするために、3時間の工程を2時間と1時間の区切っても良いこと、また2時間の工程でもみ付き玄米を500g炒っても、その後の1時間の工程では半分以下で仕上げれば煙も少なく作りやすいと説明さていただきました。
その後、マコモ葉を炒ってお茶にして皆さんに飲んでいただきました。
黒焼きの梅干は、小さい土鍋での作り方を行い、時間も24時間続けなくても区切り区切り弱火で焼いて炭にしていく方法などをお伝えいたしました。
黒焼き玄米茶とマコモ茶のミックスも試飲していただき、それぞれお好みでいろいろアレンジしても楽しいとお伝えしました。
最後にできたばかりのメダカのがっこう酒<百薬の長>の酒粕があったので酒粕クリームチーズの作り方をして終了しました。
作り方:百薬の長の酒粕140g、米粉100g、菜種油大さじ2杯、自然塩小さじ2杯をふーどプロセッサーで混ぜるだけ(当日はすり鉢で混ぜました)。そうすると一見クリームチーズの素のようになります。これを常備しておくと、シチューやグラタンを乳製品を使わなくても、おいしいお子様が好きなお料理ができますよ。皆様おためしあれ!
最後にみんなでメダカのがっこう定食をいただきました。
(報告:塩野入史子)
2014年07月10日
7月7日8日水口農場草取り(炎天下の田んぼでヒエとの戦い)
今年の水口田は、初期の機械除草に成功、草のないきれいな田んぼが広がっていた。しかし、それは表面から見た田んぼであって、中に入ってみると、特に稲とそっくりのヒエが結構生えている。ヒエは小さいうちは手ですぐ抜けるが、大きく育つと稲と同じくらいしっかり根を張り、なかなか抜き取ることができない。しかも稲の周りに張り付いて見分けがつきにくいこともあり、やっかいものだ。「小さいいまのうちにできるだけ取っておきたい」という水口さんの要望に応えて、2回目の援農出動となった。

水口農場オーナーの永井良子さん他4名の計5名がメダカ車で、別途茂木町から入った國井孝昭さんと今回は6名の援農隊。到着早々は、軽く足慣らし?で、屋敷前の田んぼへ。ここは田植えイベントで参加者の親子連れたちが植えた田んぼ。田植え後は苗の畝が曲がっていたり、大丈夫かな〜と不安であったが、どうしてどうして立派な苗が育っていました。「いい田んぼになりましたね」と感心しながら畝間を歩いていくと、途中からコナギ、クログアイ、そして一番問題のヒエが見えてくる。手除草しては草の束を埋め、またとっては埋めていく。軽い足慣らしにしては、結構な重労働?1時間程度で上がって昼食の時間。午後は、めざすヒエの田んぼが待っている。

昼食の後、エネルギーを蓄えるために午後2時まで一休み、思い思いにお昼寝タイム。この間、数日前に家の前の田んぼで撮ったという、卵を守っているタガメのオスの写真を水口さんが見せてくれた。無農薬栽培の田んぼだからこそ、こうした希少生物も繁殖できる環境ができる、そんな環境を守って稲を育てる農家をやはり応援しなければ、という思いが改めて湧いてくるのであった。
「さあ、2時になったぞ〜、出かけるぞ〜」の掛け声で一斉に車でしゅっぱあ〜つ。縦100メートルほどの田んぼは、さほど大きいとは思わなかった。前回入った130メートルの田んぼが反対側にあっただけに、「楽勝!」という声が出たほどだ。十数名が横一列に並んで田んぼに入る草取り隊は壮観だ。草もコナギが散見する程度で比較的足取りは軽く?進んでいく。
「機械除草の効果がありますね。」と話しかけると、水口さんは「いやいやこれからですよ。入り口はあまりないけど、真ん中辺がね〜」と言葉を濁す。やがて水口さんの言う真ん中辺に差しかかると、、、、。「あっ、ヒエだ。ここにも、ほらこっちにも、稲にまとわりついてる。あるある、稲と稲の間を埋め尽くすように、ヒエの密集地帯だ!」かくして1歩進むごとに両手いっぱいのヒエの束、取っては土に埋めるが、1歩ごとに埋めていくので遅々として前に進まない。
「腰を伸ばしながらやってくださ〜い」という水口さんの声に、あちこちで立ち上がっては腰を伸ばす。かがんではヒエを取り、土に埋める。この作業を繰り返すうちに、5時の時報を知らせるメロディが聞こえてきた。「さあ、今日はこれまで、上がりましょう」の掛け声を待つまでもなく、一斉にあぜ道の方へ歩いて、地上の人となってほっと一息だ。残りは明日作業にすることにして、引き上げた。

温泉で汗を流した後、夜はカツオ尽くしの大晩餐会?築地市場で仕入れた5kg超のカツオ1本(写真参照)を、刺身とワラであぶったたたきに、血合いの部位はしょうが、にんにく、大葉を刻んでたたき、味噌をまぜあわせてナメロウに。あらは味噌仕立ての潮汁。たたきはしょうゆでなく塩を振りかける塩たたきだ。これに水口さんご手製のどぶろくが振る舞われ、大いに盛り上がった晩餐会であった。
2日目は、朝飯前の除草作業を敷地前の田んぼで終え、再び昨日取り残したヒエの田んぼへ。「真ん中辺にヒエが集中してるからよろしく」という真ん中は、本当に密集そのもの。稲の畝と畝の間にもう1本のヒエの畝ができて、それが延々と続いている。稲株と稲株の間にもヒエがあり、つまりヒエだらけの中に、それでも稲はガンと自己主張するように根を張っている。1回腰をかがめて両手でヒエを抜くともう両手は束ねきれないほどいっぱいになる。両手いっぱいの束なのでとても埋めきれない。仕方ないから、真ん中辺からタオルを絞るように絞って、根の部分と葉先の部分に分け、埋めないで水の上に置いていく。1歩進むごとにこの作業の繰り返し。ヒエの密集地帯からの脱出は絶望的だ。そんな時、救いの声が聞こえてきた。「一休みしましょう。スイカを持ってきているので、上がって食べましょう」ー水口さんの大きな声が天から響いてきたように思えた。
切ったスイカにそれぞれかぶりつく。適度な塩味がついてうまい!水分補給にはもってこいだ。梅雨の休みで太陽が容赦なく降り注ぎ、汗もかいて脱水状態の身体には、何物にも代えられない贈り物だ。しばしの休息の後、生き返った体で、「よ〜し、もう一働きやろう!」と勇んで再びヒエの密集地帯へ。取っては千切り、取っては千切る作業が炎天下の田んぼで1時間も続くと、もうへとへと。「さあ、お昼だから上がりましょう」と水口さんの声にほっと救われる気持ちと、いや、まだ取りきれてないという未練が交錯して作業は続けるが、体は次第に畔の方へ向かっているのだ。「この田んぼをやりきるには、あと半日は必要だね」の観測に、みな納得の表情で車に乗り込んだ。
シャワーを浴びてお昼ご飯。今回は冷汁にソーメンという真夏の献立。火照った体には最高の食事だ。あの過酷な草取りは、援農の私どもはたま〜にの作業、毎日の水口一家はいくら慣れているとはいえ、へとへとのはずだ。
「この草取り作業はいつまでやりますか」の問いに、「穂が出る前、田んぼに入れるうちは、あきらめるまでやりますよ」「じゃあ、まだまだですね。では、もう1回援農隊で来ますか」「本当!そりゃ助かるね」と、途端に水口さんの顔が明るくなった。というわけで、来週、3回目の援農隊出動を約束して帰途の車に乗り込んだ。(報告:根本伸一)
水口農場オーナーの永井良子さん他4名の計5名がメダカ車で、別途茂木町から入った國井孝昭さんと今回は6名の援農隊。到着早々は、軽く足慣らし?で、屋敷前の田んぼへ。ここは田植えイベントで参加者の親子連れたちが植えた田んぼ。田植え後は苗の畝が曲がっていたり、大丈夫かな〜と不安であったが、どうしてどうして立派な苗が育っていました。「いい田んぼになりましたね」と感心しながら畝間を歩いていくと、途中からコナギ、クログアイ、そして一番問題のヒエが見えてくる。手除草しては草の束を埋め、またとっては埋めていく。軽い足慣らしにしては、結構な重労働?1時間程度で上がって昼食の時間。午後は、めざすヒエの田んぼが待っている。
昼食の後、エネルギーを蓄えるために午後2時まで一休み、思い思いにお昼寝タイム。この間、数日前に家の前の田んぼで撮ったという、卵を守っているタガメのオスの写真を水口さんが見せてくれた。無農薬栽培の田んぼだからこそ、こうした希少生物も繁殖できる環境ができる、そんな環境を守って稲を育てる農家をやはり応援しなければ、という思いが改めて湧いてくるのであった。
「さあ、2時になったぞ〜、出かけるぞ〜」の掛け声で一斉に車でしゅっぱあ〜つ。縦100メートルほどの田んぼは、さほど大きいとは思わなかった。前回入った130メートルの田んぼが反対側にあっただけに、「楽勝!」という声が出たほどだ。十数名が横一列に並んで田んぼに入る草取り隊は壮観だ。草もコナギが散見する程度で比較的足取りは軽く?進んでいく。
「機械除草の効果がありますね。」と話しかけると、水口さんは「いやいやこれからですよ。入り口はあまりないけど、真ん中辺がね〜」と言葉を濁す。やがて水口さんの言う真ん中辺に差しかかると、、、、。「あっ、ヒエだ。ここにも、ほらこっちにも、稲にまとわりついてる。あるある、稲と稲の間を埋め尽くすように、ヒエの密集地帯だ!」かくして1歩進むごとに両手いっぱいのヒエの束、取っては土に埋めるが、1歩ごとに埋めていくので遅々として前に進まない。
「腰を伸ばしながらやってくださ〜い」という水口さんの声に、あちこちで立ち上がっては腰を伸ばす。かがんではヒエを取り、土に埋める。この作業を繰り返すうちに、5時の時報を知らせるメロディが聞こえてきた。「さあ、今日はこれまで、上がりましょう」の掛け声を待つまでもなく、一斉にあぜ道の方へ歩いて、地上の人となってほっと一息だ。残りは明日作業にすることにして、引き上げた。
温泉で汗を流した後、夜はカツオ尽くしの大晩餐会?築地市場で仕入れた5kg超のカツオ1本(写真参照)を、刺身とワラであぶったたたきに、血合いの部位はしょうが、にんにく、大葉を刻んでたたき、味噌をまぜあわせてナメロウに。あらは味噌仕立ての潮汁。たたきはしょうゆでなく塩を振りかける塩たたきだ。これに水口さんご手製のどぶろくが振る舞われ、大いに盛り上がった晩餐会であった。
2日目は、朝飯前の除草作業を敷地前の田んぼで終え、再び昨日取り残したヒエの田んぼへ。「真ん中辺にヒエが集中してるからよろしく」という真ん中は、本当に密集そのもの。稲の畝と畝の間にもう1本のヒエの畝ができて、それが延々と続いている。稲株と稲株の間にもヒエがあり、つまりヒエだらけの中に、それでも稲はガンと自己主張するように根を張っている。1回腰をかがめて両手でヒエを抜くともう両手は束ねきれないほどいっぱいになる。両手いっぱいの束なのでとても埋めきれない。仕方ないから、真ん中辺からタオルを絞るように絞って、根の部分と葉先の部分に分け、埋めないで水の上に置いていく。1歩進むごとにこの作業の繰り返し。ヒエの密集地帯からの脱出は絶望的だ。そんな時、救いの声が聞こえてきた。「一休みしましょう。スイカを持ってきているので、上がって食べましょう」ー水口さんの大きな声が天から響いてきたように思えた。
切ったスイカにそれぞれかぶりつく。適度な塩味がついてうまい!水分補給にはもってこいだ。梅雨の休みで太陽が容赦なく降り注ぎ、汗もかいて脱水状態の身体には、何物にも代えられない贈り物だ。しばしの休息の後、生き返った体で、「よ〜し、もう一働きやろう!」と勇んで再びヒエの密集地帯へ。取っては千切り、取っては千切る作業が炎天下の田んぼで1時間も続くと、もうへとへと。「さあ、お昼だから上がりましょう」と水口さんの声にほっと救われる気持ちと、いや、まだ取りきれてないという未練が交錯して作業は続けるが、体は次第に畔の方へ向かっているのだ。「この田んぼをやりきるには、あと半日は必要だね」の観測に、みな納得の表情で車に乗り込んだ。
シャワーを浴びてお昼ご飯。今回は冷汁にソーメンという真夏の献立。火照った体には最高の食事だ。あの過酷な草取りは、援農の私どもはたま〜にの作業、毎日の水口一家はいくら慣れているとはいえ、へとへとのはずだ。
「この草取り作業はいつまでやりますか」の問いに、「穂が出る前、田んぼに入れるうちは、あきらめるまでやりますよ」「じゃあ、まだまだですね。では、もう1回援農隊で来ますか」「本当!そりゃ助かるね」と、途端に水口さんの顔が明るくなった。というわけで、来週、3回目の援農隊出動を約束して帰途の車に乗り込んだ。(報告:根本伸一)
7月7日夏の野草調理教室in神保町
前日水口農場で採ってきた野草を使っての教室です。野草は1日たつとアクが多くなってしまうので、前日に塩ゆでして水にさらし、醤油洗いをするという3段階のアク抜きを済ませておきました。



教室では、サンプル用に残しておいた10種の野草を、アクに少ない順から塩ゆでしてアク抜きのデモストレーションをしました。メニューは使う草が少し違うだけで昨日とほとんど同じです。ナスのメニューだけ、昨日のこってりした酒粕味噌炒めから、ナスのこんねりというあっさりメニューに変えました。
メダカのがっこうの参加者の中には、草のことをよく知っていたり、日ごろから野草料理を作っている知恵者がいるので、何かと手伝ってくれて大助かりです。また草の見分けがつかない経験の浅い参加者の方も、これから一つずつ覚えていってくださると思います。野草は1年に2つずつくらい認識できるようになれば、3年目くらいからいっぺんにわかるようになります。希望を持って毎年参加してください。(報告:中村陽子)
教室では、サンプル用に残しておいた10種の野草を、アクに少ない順から塩ゆでしてアク抜きのデモストレーションをしました。メニューは使う草が少し違うだけで昨日とほとんど同じです。ナスのメニューだけ、昨日のこってりした酒粕味噌炒めから、ナスのこんねりというあっさりメニューに変えました。
メダカのがっこうの参加者の中には、草のことをよく知っていたり、日ごろから野草料理を作っている知恵者がいるので、何かと手伝ってくれて大助かりです。また草の見分けがつかない経験の浅い参加者の方も、これから一つずつ覚えていってくださると思います。野草は1年に2つずつくらい認識できるようになれば、3年目くらいからいっぺんにわかるようになります。希望を持って毎年参加してください。(報告:中村陽子)
7月6日草摘みからする夏の野草料理教室in 水口農場
春は栃木県茂木町の仲澤農場で草摘みをしましたが、夏は場所を大田原の水口農場に移して行いました。春の野草、ふきのとう、つくし、ノカンゾウはすでにフキ、スギナ、花が咲くところまで成長し、その他の春の野草、セリ、タンポポ、ハコベ、などはアクが強くて食べられません。夏は夏に出てきた野草を食べます。
前日から水口農場に入り、早朝からどんな草が生えているか下見をしました。夏の野草として、イノコヅチ、ヒューナ、イヌビユ、シロザ、ノカンゾウのつぼみ、ツユクサ、タデなどが採れました。また草刈りを一度したところは、春の草である、ウシハコベやヨメナなどもやわらかくアクの少ない状態で生えていました。早朝から参加者が到着するまでに、これらの草を採集し、仕分けし、お湯を沸かして準備をしました。


午前10時、続々と参加者が集まってきました。皆で農場を1周して草摘みをし、最後にナス畑で思う存分お土産を採っていただきました。
今日は、夏の野草の紹介と、3段階のアク抜きの方法を伝えるだけでなく、いつもは陰性で体を冷やすと言われている夏野菜の上手な食べ方をやります。
メニューは、1、ノカンゾウのつぼみのシンプル炒め 2、夏草(イノコヅチ、ヒューナ、イヌビユ、ウシハコベ)のしぐれ味噌 3、ツユクサの磯辺和え 4、夏草(クワ、イノコヅチ、ツユクサ)の白和え(ごま味噌豆腐) 5、冷汁そうめん(キュウリやネギ、大葉、生姜など薬味たくさん) 6、トマトの炊き込みご飯、7、ナスの酒粕味噌炒め、8、疲労回復ドリンク(甘酒と梅酢の夏に最適の飲み物) 9、黒焼き玄米コーヒー(陰性を中和するため)という9種です。このほかに水口農場のお母さんが、サラダやおむすびを作って出してくれました。


野草をなぜ食べるのか、それは野菜がF1種になってしまった今、時々、自ら種を落としいのちをつないでいる野草の生命力をいただくことは大切です。私たちは栄養素を食べているのではなくて、生命力をいただいているのですから。そして日頃は、お米中心味噌汁と少々の野菜や海草で作ったおかずと、梅干し、たくあんがあれば十分健康に生きていけます。そして、農薬、化学肥料、保存料や合成甘味料や発色剤などの添加物(化学物質)を体に入れないようにすること、体液の原料として本当に良い塩と良い塩で作った味噌や醤油や梅干しやたくあんなどの塩気を摂ることが何より大切です。肉や魚や卵やアレルギーの原因になるといわれているものでも適量であれば、本当は化学物質を一切使わない本物の良いものなら体に悪影響は及ぼさないのです。化学物質は、ビニールのごみがなかなか土に還れないように、私たちの体の中で処理できないのです。良いものを摂ることより、悪いものを摂らないことのほうがもっと大切、気を付けましょう。(報告:中村陽子)
前日から水口農場に入り、早朝からどんな草が生えているか下見をしました。夏の野草として、イノコヅチ、ヒューナ、イヌビユ、シロザ、ノカンゾウのつぼみ、ツユクサ、タデなどが採れました。また草刈りを一度したところは、春の草である、ウシハコベやヨメナなどもやわらかくアクの少ない状態で生えていました。早朝から参加者が到着するまでに、これらの草を採集し、仕分けし、お湯を沸かして準備をしました。


午前10時、続々と参加者が集まってきました。皆で農場を1周して草摘みをし、最後にナス畑で思う存分お土産を採っていただきました。
今日は、夏の野草の紹介と、3段階のアク抜きの方法を伝えるだけでなく、いつもは陰性で体を冷やすと言われている夏野菜の上手な食べ方をやります。
メニューは、1、ノカンゾウのつぼみのシンプル炒め 2、夏草(イノコヅチ、ヒューナ、イヌビユ、ウシハコベ)のしぐれ味噌 3、ツユクサの磯辺和え 4、夏草(クワ、イノコヅチ、ツユクサ)の白和え(ごま味噌豆腐) 5、冷汁そうめん(キュウリやネギ、大葉、生姜など薬味たくさん) 6、トマトの炊き込みご飯、7、ナスの酒粕味噌炒め、8、疲労回復ドリンク(甘酒と梅酢の夏に最適の飲み物) 9、黒焼き玄米コーヒー(陰性を中和するため)という9種です。このほかに水口農場のお母さんが、サラダやおむすびを作って出してくれました。


野草をなぜ食べるのか、それは野菜がF1種になってしまった今、時々、自ら種を落としいのちをつないでいる野草の生命力をいただくことは大切です。私たちは栄養素を食べているのではなくて、生命力をいただいているのですから。そして日頃は、お米中心味噌汁と少々の野菜や海草で作ったおかずと、梅干し、たくあんがあれば十分健康に生きていけます。そして、農薬、化学肥料、保存料や合成甘味料や発色剤などの添加物(化学物質)を体に入れないようにすること、体液の原料として本当に良い塩と良い塩で作った味噌や醤油や梅干しやたくあんなどの塩気を摂ることが何より大切です。肉や魚や卵やアレルギーの原因になるといわれているものでも適量であれば、本当は化学物質を一切使わない本物の良いものなら体に悪影響は及ぼさないのです。化学物質は、ビニールのごみがなかなか土に還れないように、私たちの体の中で処理できないのです。良いものを摂ることより、悪いものを摂らないことのほうがもっと大切、気を付けましょう。(報告:中村陽子)
2014年07月09日
7月5日いざというときの食養と手当教室(10回コース最終回)
食と手当で健康を取り戻す食養と手当教室の最終回として、気と血の巡りを取り上げました。食と同時に気と血が十分にあり、巡りが良いことが重要です。そこで参加者一人一人の体質チェックテストがら始めました。チェックの結果、4つのタイプに分けられました。それは、A.瘀血(おけつ)タイプ:血が汚れていて流れが悪いタイプ B.気滞タイプ(きたい):気の流れが滞っているタイプ C.血虚(けっきょ)タイプ:血が足りないタイプ D.気虚(ききょ)タイプ:元氣の気が足りないタイプ の4つです。
また、自分の食事の傾向をチェックするシートを全員チェックし、4タイプの対策とともに、講師の大友さんにアドバイスしていただきました。
大友氏は太極拳や手技の指導者でもあり、この日は体の気を流す体の動きや、手のひらの気を高める方法なども教えてくれました。
食養の実践は、梅醤番茶、疲労回復ドリンクと、つゆ草のお茶でした。疲労回復ドリンクは、甘酒に梅酢に水だけで作るのに、甘酸っぱくておいしい夏に最適の飲み物です。阪本さんの塩という最高の塩とその塩が引き出した梅のエキスとクエン酸が効いているのだと思います。
またお手当では、そばパスターとヨモギの足湯をやりました。そばパスターは陽性で、がんの末期などにある腹水をとるものです。その場合、そばパスターをやってから30分以内につゆ草のお茶を飲むと水が出ていくのです。参加者の中には膝に水のたまっている人がいてそばパスターで湿布をしていました。生姜湿布をしてからやると、もっと効果が上がります。
最後に今日のお食事は、前回取り上げた陰陽五行説の五色どんぶり、今回の五色は、黒はナスのこんねり、赤はトマトのにんにく味噌炒めとトマトの醤油漬け、黄色は蒸しかぼちゃのフライ、緑はキュウリのピリ辛醤油漬け、白はキャベツの梅酢炒めで、同じ五色ですが、前回と違って夏の野菜を使って作りました。夏の野菜は陰性で体を冷やすので、このように高温で調理したり、塩、味噌、醤油でしっかり中庸にすることが料理のコツです。旬の食材を使って皆様の食養に役立つような料理になるよう、今後も勉強していきます。(報告:中村陽子)
2014年07月04日
7月2日握らないおむすび教室
神田神保町のお米ダイニングの握らないおむすび???の教室に参加してみました。おむすびとおにぎりは違うの?おむすびは神代の昔から山には神様がやどり、平和な世界をむすぶという意味合いがあり両手でゆるやかなやまの形をととのえるような形、すなわちおむすびで、おにぎりは戦地に向かう武将が片手に槍、片手に握り拳、固くにぎった飯、すなわちおにぎりを持っていったそうです。平和な穏やかな時はおむすびで、気合いを入れていくぞというときはおにぎり、だそうです。何となく納得!


さて肝心の実技はなかなかむずかしいです。教えてくれる先生は手品の如くイチ、ニィ、サン、はい回転、イチ、ニィ、サンはい出来上がりとルービックキューブのようにいとも簡単に作ってみせてくれました。おもわすエッ!です。さあここからが悪戦苦闘です。なにせ、いままで自分が作っていたおむすびとは違ってふわふわの握らないおむすびでしかも崩れずに美味しそうに鎮座する三角のです。同じご飯の量で比較するといままで自分が作っていたものより2割は大きいです。模型でのむすびかたの練習もしてとにかくたくさん作って練習あるのみということです。すばらしいメダカのがっこう米を使って頑張りました。教室終了間際にはなんとなくそれらしくはなりましたがまだまだ自宅での反復練習の継続が必要です。


最後に先生が作ったとお味噌汁、お惣菜をいただきましたが、握り方でお味がこうも違うということを実感しました。今後はさらに研究をして心をこめてさらに美味しいおむすびを作ろうとおもいました。
さて肝心の実技はなかなかむずかしいです。教えてくれる先生は手品の如くイチ、ニィ、サン、はい回転、イチ、ニィ、サンはい出来上がりとルービックキューブのようにいとも簡単に作ってみせてくれました。おもわすエッ!です。さあここからが悪戦苦闘です。なにせ、いままで自分が作っていたおむすびとは違ってふわふわの握らないおむすびでしかも崩れずに美味しそうに鎮座する三角のです。同じご飯の量で比較するといままで自分が作っていたものより2割は大きいです。模型でのむすびかたの練習もしてとにかくたくさん作って練習あるのみということです。すばらしいメダカのがっこう米を使って頑張りました。教室終了間際にはなんとなくそれらしくはなりましたがまだまだ自宅での反復練習の継続が必要です。
最後に先生が作ったとお味噌汁、お惣菜をいただきましたが、握り方でお味がこうも違うということを実感しました。今後はさらに研究をして心をこめてさらに美味しいおむすびを作ろうとおもいました。